読者様からの質問メールは大歓迎です。どんどん質問してください。
トレードに関すること、商材に関すること、
何かしら疑問に思っていることがあれば、何でも質問してください。
私に分かることであれば何でもお答えしますが、
だからと言って、私の答えが
“トレードにおける絶対的な正解”
なんて思ってはいません。
相場とは”常に揺れ動き正解が無い世界“です。
ある人にとっては正しくても、別の人にとっては間違いだった
なんてことは普通に起こり得る世界です。
あくまでも私のこれまでの経験則を元にした私なりの見解を
お答えさせていただくことになりますが、
時には読者様と見解の相違があって、ちょっとした議論になることもあります。
私はトレード好きであり、トレードに関する議論も
いろいろ意見交換ができて私にとっては楽しく嬉しいことなのですが…
たま~~~~~~に、
固定観念が強いというか、自分の意見を曲げないというか、
ディスカッションではなく、ただ私の意見を論破することを目的にしている方も
ほんの0コンマ数%ほどいらっしゃいます。
それはそれで全然構わないのですが、
本来の目的は私への論破ではなく、トレードで勝てるようになることだと思うんです。
私はその目的のためにお話ししているので、
お互いの目的が違ってしまった会話は意味が無く勿体なく感じてしまいます。

「その意見、見解、思考は変えたほうが良いのでは?」
先に書いたようにトレードに正解は無いです。
トレードについてどのような意見を持っているかは個人の自由です。
しかし、私のこれまでの経験を踏まえて、
「その意見、見解、思考は変えたほうが良いのでは?」
と、余計なお世話ながら感じてしまうこともあります。
そこで僭越ながら、私がちょっと???と感じた見解を
今回ここでシェアしておきたいと思います。
『その商材を実行すれば絶対に儲かるのか?』
「確実に儲かると断言してくれないのなら購入しない」
「勝てなかったら責任を取ってくれますか?」
信じられないかもしれませんが、
このようなことを仰ってくる方が過去に本当にいたんです。
当然ながら、”確実に” “絶対に“勝てるようになる商材なんて存在しません。
その人がこれまで培ってきたトレードスキルにもよりますし、
今後その商材とどのような付き合い方をするのかにもよります。
それに、
商材のトレードに対する方向性と使い手のトレードに対する方向性が異なっていたら
どんな優秀な商材でも使い物にならないでしょう。
(そのような方向性の差異が出ないように、
私はこのブログで商材の詳しすぎるレビューを書いているわけですが)
私が”確実に“とか”絶対に“という言葉を使わないので、
その方は、私が責任から逃げていると思ったようなんですが、
“確実も” “絶対も“存在しないのが真実なのですからどうしようもないです。
“確実に“とか”絶対に“という言葉を使った時点で嘘になります。
私は嘘を付きたくないですし、嘘を付いてまで商材の購入を勧めるつもりもないので、
こればかりは仕方が無いです。
「自己責任で購入することができないのなら、止めたほうが良いです」
と最後は優しくお返事いたしました。
私は何度も
“トレードは確実ではなく確率で考えるべき”
と、このブログで書いてきました。
トレードに関する事象に確実を求めている時点でトレードの成功から遠ざかっている
と私は思います。

『トレードは頭が良い方が勝てる』
「高学歴の方が分析能力があるから勝てる」
「頭が良いと相場を読む力があるから勝てる」
統計を取ることができないので、具体的に数値で証明することは困難ですが、
頭の良さとトレードの成績は比例しないと思います。
頭の良し悪しよりも、検証/努力を地道に繰り返すことができる人の方が
勝てるようになる確率が高いと思います。
“検証/努力を繰り返すことができる“こと自体を”頭が良い“と捉えるならば、
それだったら、頭が良い人の方が勝てるでしょう。
でもそれって、もはや”頭が良いの定義次第“ですね。
私が言いたいのは、
“学校の勉強ができる“という意味での頭が良い人が
必ずしもトレードの成績が良いとは限らない、
という事です。
先に書いたように、統計が取れないので実際のところは分からないですが、
例え関連性があるとしても、それは微々たるものではないでしょうか。
勝ち組トレーダーは10%と言われています。
個人的なイメージでは…
クラスで頭が良いと言われる人が勝ち組トレーダーになれる確率が10.5%程度だとしたら、
クラスで頭が悪いと言われる人が勝ち組トレーダーになれる確率は9.5%程度でしょうか。
比例するのかどうかも分からない微妙な差でしかないと思います。
上記では1%ほどの差をつけましたが、
たった1%の差でトレードの勉強を諦めるのは勿体ないですね。
私自身は学校で覚えたことがトレードに役立ったと感じたことはほとんど無いです。
簡単な四則演算ができていれば問題ないです。
そんなことよりも、やる気の問題、好きかどうかの方が強く影響します。
過去チャートで検証したり、自身のトレード結果を分析したり、データをまとめて統計を取ったり、
トレード関連の書籍を読んだり、他の方が書いたFX商材を読んだり…
こんな知的好奇心をくすぐる面白い作業ってないでしょ!
私は楽しくて楽しくて仕方がないです。
その気持ちの方が大事です。

『相場はランダムウォークだから勝てない』
「チャートの動きに法則性は無いので勝てない」
「たまたまトレンドっぽく見えているだけ」
ランダムウォークについては以前も記事にしたことがありますが、
相場はランダムウォークと非ランダムウォークが混在しており、
できるだけ非ランダムウォークの場面でトレードすることが良い
と私は思っています。
というか…本心では、
相場がランダムウォークであろうと、非ランダムウォークであろうとどちらでも構わない
という立場です。
ご存じの通り、相場には必ずトレンドという現象が不定期に現れます。
そのトレンドが
ランダムウォークの結果として発生した現象だとしても、
非ランダムウォークの結果として発生した現象だとしても、
それで何かが変わるわけでもありません。
トレンドが発生したら乗るだけです。
その行為に対して、
トレンドがランダムウォークなのか? or 非ランダムウォークなのか?
そんな事が重要でしょうか?
トレンドの発生原因を調べるのは、
経済学者や金融工学の専門家に任せましょう。
私達はトレーダーなんですから、
“トレンドに乗るにはどうすれば良いのか”
そこを第一に考えましょう。
以上、トレードに関する私個人の見解を書いてみました。
もちろん、先に書いたように
トレードに正解は無いですし、私が正解というつもりもないです。
もしかしたら、
絶対に儲かる商材が存在するかもしれませんし、
勉強ができる人の方が圧倒的にトレードで勝てるかもしれませんし、
相場は全てランダムウォークなのかもしれません。
私達は政治家ではないのですから、
自分の主張を多くの人に知ってもらい、
多くの支持を取り付ける必要もありません。
相場界隈は自分だけが納得し、それで結果を出せていれば良い世界です。
楽しく自己研鑽していきたいですね。





