人生は選択の連続です。
朝起きてから夜寝るまで、毎日毎日その瞬間瞬間、些細なことを選択していますし、
時には人生を変えることになる選択もしています。
そして当然ですが、より良い人生のために意識するしないに関わらず、
「正しい選択をしたい」
「正しいことをしなければいけない」
と思っているはずです。
しかし…あまりにも”正しさ“に囚われると、
強い不安やストレスを抱えるようになります。
なぜなら、この世の中に絶対的な正しさなんて存在しませんし、
正しいかどうかなんて未来になってみないと分からないからです。
私たちは「正しいことをしている」と感じると安心し、
「間違っているかもしれない」と感じると不安になります。
そしてその不安を避けるために、
心の奥底でどうしても”絶対に正しい選択“を追い求めてしまいがちです。
しかし、”絶対に正しい選択“を追い求めると以下のように悩むことになります。
「この仕事を選んで本当に良かったのだろうか?」
「この人と結婚したのは正解だったのだろうか?」
「これから自分は間違ったことをしてしまうのではないか?」
絶対的な正しさなんて存在しないにも関わらず、
正しいかどうかなんて未来にならないと分からないにも関わらず、
いつまでも”正しいかどうか“を疑い続けることで、
ストレスが溜まり、心が休まることがなくなってしまいます。
「正しい選択をしなければ、失敗してしまう…」
そう思えば思うほど、過去にも未来にも不安を感じ続けることになります。
自己啓発系の書籍を読めば進むべき道を教えてくれるかもしれません。
信頼できる人に相談すれば進むべき道を教えてくれるかもしれません。
しかし、どれだけ他人の見解を漁っても、
「これこそが正しい」「これが私にとっての絶対の正解だ」
なんて言いきれるものは見つかりません。
なぜなら、先にも書きましたが、
この世の中に絶対的な正しさなんて存在しませんし、
正しいかどうかなんて未来になってみないと分からないからです。
“正しさ“を探し続け、その答えが見つかったと思うのも束の間、
再びそれを疑い、また別の”正しさ“を探しに出かける…
その繰り返しが自己の不安を強め、自己のストレスを強めていく…
ではどうすれば良いのか、どのように考えれば良いのか…
重要なのは、
正しさとは、どれだけ探しても見つからないという事実を理解することです。
正しさとは、探すものではなく信じるものだということです。
正しさとは、自分で作り上げる価値観だということです。
人はそれぞれ生まれ育った環境が異なりますし、
それによって生き方、考え方が異なってきますので、
ある人にとっては正解でも別の人にとっては間違いになる思考/出来事/事象は沢山あります。
私の意見と北海道で酪農を営んでいる人の意見は一致するでしょうか?
私の意見とアメリカで弁護士をしている人の意見は一致するでしょうか?
私の意見とアフリカで狩猟生活をしている先住民族の意見は一致するでしょうか?
ある文化では正しいとされる生き方が別の文化では非常識に映るケースは頻繁にあります。
そもそも絶対的な正しさが無いから、見つからないから
日本には多数の政党が存在するわけですし、
そもそも絶対的な正しさが無いから、見つからないから
いつまでたっても世界から紛争が無くならないとも言えます。
つまり、人生において絶対的な正しさは存在しないと考えるほうが妥当です。
では正しさについてどのように考えれば良いのか…
正しさとはどこかに存在するものではなく、自分で作り上げて信じるものなんです。
他人にとっては正しくないかもしれないけど、
自分の基準に照らし合わせて価値があるのならそれを正しいと決めていいんです。
他人の意見による他人基準ではなく、
自分の価値観に基づく自分の軸を持つ事で、そしてその軸で行動する事が
自己肯定感を高め、心理的安定感を育てていくんです。
正しい手法とは自分で作り上げて信じるもの
トレードにおいてもこの考え方は重要です。
トレードは選択の連続です。
実際にリアルトレードをしている時でも、
過去チャートで検証している時でも常に選択を迫られます。
そして、誰もが正しい選択をしたいと思っているでしょうが、
あまりにも”正しさ“に囚われると強い不安やストレスを抱えるようになります。
なぜなら、トレードに絶対的な正しさなんて存在しませんし、
正しいかどうかなんて未来になってみないと分からないからです。
トレーダーは今持っているポジションが利確で終わると安心しますし、
損切りで終わると不安になります。
なので、不安を避けるために、
心の奥底でどうしても”絶対に正しい選択“を追い求めてしまいがちです。
しかし、”絶対に正しい選択“を追い求めると以下のように悩むことになります。
「今ここでエントリーして本当に良いのだろうか?」
「ストップの位置はここであっているのだろうか?」
「このインジケーターを使うべきなんだろうか?」
絶対的な正しさなんて存在しないにも関わらず、
正しいかどうかなんて未来にならないと分からないにも関わらず、
いつまでも”正しいかどうか“を疑い続けることで、
ストレスが溜まり、心が休まることがなくなってしまいます。
トレードに関する書籍を読めば手法を学べるでしょう。
FX商材を購入しても手法を学べるでしょう。
しかし、どれだけ他人の見解を漁っても、
「これこそが正しい手法だ」「これが私にとっての絶対の手法だ」
なんて言いきれるものは見つかりません。
なぜなら、先にも書きましたが、
この世の中に絶対的な正しさなんて存在しませんし、
正しいかどうかなんて未来になってみないと分からないからです。
“正しい手法“を探し続け、その答えが見つかったと思うのも束の間、
再びそれを疑い、また別の”正しい手法“を探しに出かける…
その繰り返しが自己の不安を強め、自己のストレスを強めていく…
ではどうすれば良いのか、どのように考えれば良いのか…
ここでも重要なのは、
正しさとは、どれだけ探しても見つからないという事実を理解することです。
正しさとは、探すものではなく信じるものだということです。
正しさとは、自分で作り上げる価値観だということです。
誰にとっても絶対的に正しい生き方なんて存在しないのと同じで、
誰にとっても絶対的に正しい手法なんて存在しません。
では自分にとって正しい手法とはどのようなものなのか、どのように考えるべきものなのか…
この論理展開でもうお分かりだと思いますが、
正しい手法とはどこかに存在するものではなく、自分で作り上げて信じるものなんです。
他人にとっては正しくないかもしれないけど、
自分の基準に照らし合わせて価値があるのなら、その手法を正しいと決めていいんです。
他人の意見による他人基準の手法ではなく、
自分の価値基準に基づく自分で構築した手法を実行することが
自己肯定感を高め、心理的安定感を育てていくことに繋がるんです。
もちろん、トレード本だったり、FX商材を参考にすることは全然問題ないです。
ですがその際、
「最終的に決めたのは自分だ」
「自分の価値感にあっている」
「自分のトレードスタイルに合っている」
と実感することが重要なんです。
他人基準ではなく自分基準だからこそ納得でき、
トレード時もストレスが少なく、心理的にも安定していくんです。
簡単な例を挙げると…
移動平均線の期間はどの期間(数値)にすべきなのか…
「トレード本に期間は25が良いと書いてあったから25にしよう」
ではダメなんです。
他人基準をそのまま鵜呑みにして採用しても、それが本当に正しいかなんて分かりませんし、
逆に、損切りが続けば必ず25という数値を疑うでしょうし、
別の数値に変えたほうが良いのではないかと不安になるでしょう。
移動平均線の正しい期間は存在するものではなく、
自分で作り上げて信じるものなんです。
つまり、自分にとって最もシックリくる数値、
今から試そうとしている手法に最も適していそうな数値を
過去チャートによる検証から導き出してそれを信じて使い続けることが重要なんです。
もちろん、デモトレードやリアルトレードを繰り返すことで
数値が変わってくることもあるかもしれませんが、
自分で構築した手法のブラッシュアップした結果の数値の変更ならば、
「最終的に決めたのは自分だ」
「自分の価値感にあっている」
「自分のトレードスタイルに合っている」
と実感できるので何も問題はありません。信じた数値を使い続けることができます。
これは移動平均線だけの話ではありません。
RSIだろうとボリンジャーバンドだろうと同じです。
ダウ理論だろうとマルチタイムフレーム分析だろうとグランビルの法則だろうと全て同じです。
絶対的な正しさは存在せず、
自分の価値感に合わせて用いることが重要なんだと理解してください。