いわゆる学校のテストでは、100点を目指して頑張りますが、
FXにおけるトレードでは、100%を目指して頑張るべきではありません。
あなたの用いている手法が情報商材から得た手法であれ、
自分で構築したオリジナルの手法であれ、
例えば、その勝率が60%であるならば、
きっちりと60%の勝率を維持していくことが正解です。
60%の手法であるのに、100%の勝率を求めてはいけません。
極端なことを言えば、手法さえ決まってしまえば、
後は努力などは必要ありません。
決められた箇所でエントリーし、決められた箇所で手仕舞いし、
トータルで勝率60%になっていれば、それでOKです。
そこには努力の入る余地はありません。
全て予定通りの行動です。
一生懸命に答えを出そうとするから勝率が下がるんです。
例えば、学校のテストで100問出題された場合、
なるべく多くの問題に答えて、多くの正解を出そうとします。
その中には簡単な問題もあったでしょうし、難しい問題もあったでしょう。
全ての問題に何とか解答した結果、その正解数が30問だったとしたら
このテストの点数は30点となってしまいます。
100問という問題に対して、全ての解答欄を埋めた結果、
このような点数になってしまいます。
しかし、FXの場合は違います。
FXでは分からない問題、難しい問題に対しては
「見送り」という選択肢が用意されています。
そうです。全ての解答欄を埋める必要はないんですね。
100問という問題に対して、自分なりに分かりやすいと思われる問題が50問あって
それだけに解答した結果、正解した問題が30問だった場合、
テストの点数としては30点かもしれませんが、
自分が答えた問題の中での正解率は、50問中30問ですから、正解率は60%となります。
この60%のほうが重要です。
100回トレードチャンスがあるとします。
その中には難しい場面もあれば、分かりやすい場面もあるでしょう。
あなたは100回のトレードチャンスに一生懸命に努力して頑張って
無理矢理全てにエントリーして、勝率30%にする必要はありません。
100回トレードチャンスがあったら、
その中で、自分なりに分かりやすいと思われる場面の50回だけにエントリーして、
30回利確出来ればいいんです。
それにより、勝率60%になっていればいいんです。
日常生活では、努力することが当たり前、頑張る事が良いこと、となっていますが、
FXのトレードに関しては、そうした当たり前の常識が通用しない事がよくあります。
FXでは、チャート監視中に、もしくはポジション保有中に頑張ろうとすると、
良い結果にはなりません。
もちろん、
「FXで利益を上げるのには、頑張る必要は全くない」
といっているわけではありませんよ。
トレード外の検証作業中は、
人並み以上に頑張る必要があることは言うまでもありませんね。