FXでトータルで利益を上げるには、損小利大でなければいけない、
と言われますよね。

 

つまり、損失となったトレードの損失幅は小さく、
そして、利益となったトレードの利益幅が大きくしましょう、
ということです。

 

これはチャートでいうと、
縦軸、つまりレートの値幅から見た考え方です。

 

これとは別に、
横軸、つまり、時間から見た考え方もできます。

 

それは、「損短利長」です。

 

つまり、損失となったトレードの時間は短く、
そして、利益となったトレードの時間は長くしましょう。
ということです。

 

損切りというのは、思惑と反対方向へレートが進む事ですから、
基本的には、かかった時間には関係なく、所定の位置で切る行為ですが、
その損切りまでの時間というのはトレード毎に様々でしょう。

 

ですが、大体においては短い時間でトレードが終了する
ケースが多いようです。

 

時には、小幅利益の状態のまま持ち合いに捕まり、
仕方なく、粘って粘ってキープし続けたが、
結局反対方向へ動いてしまい、長時間かけての損切りという場合も
あるでしょうが、こうしたケースはどちらかというと少ない方です。

 

ですので、トータルで考えた場合は、
損切りまでに要する平均時間は短くなるはずです。

 

それに対して、利大というのは、思惑と同方向へレートが進むなら、
いつまでもついて行く事ですから、当然長い時間を必要とします。

 

相場が自分の言う事を聞いてくれて、
自分がロングポジションを持った時に限って
時間がかからないように急騰してくれるような都合の良い展開など有り得ません。

 

自分の意思など関係なく、相場の意思に合わせて
長時間相場に乗り続けなければ利大にはなりません。

 

利を伸ばすには、どうしてもそれなりの時間がかかってしまうものです。

 

FX初心者の方で、各トレードのデータをとる場合には、
ポジションをクローズするまでの時間も記録しておく事をお勧めします。

 

自分のトレードの、
損切りとなるまでにかかった平均時間と
利確となるまでにかかった平均時間を比較してみましょう。

 

そして、
損切り平均時間<利確平均時間
になっていたら、損短利長が実現できており、
メンタル的にも改善していると思われます。

 

順張りを基本としているどんなFX情報商材の手法を用いても、
やはり損短利長になっていないとうまくいかないものです。

 

ですので、損小利大とともに、損短利長も意識してみましょう。