PLATINUM TURBO FXでのトレードに関わらず、
順張りトレーダーなら、トレンド相場だけを相手にして、
レンジ相場は相手にしたくないと思っているはずです。

トレードとは価格差を利益に変える行為ですので、
トレンドに乗る事ができれば、その価格差を得やすいといえます。

しかし、分析不足等で間違ってレンジ相場内でエントリーしてしまえば、
十分な利幅を得る事ができないままに
時間だけが過ぎていく状況に捕まってしまいます。

このようなレンジ内でのエントリーは誰でも経験しているでしょう。

ですので、各順張りトレーダーは自分の手法に合わせて、
レンジ相場を避けるための工夫をしているわけですね。

しかし、レンジ相場といっても、
全く動意づく事がない横ばい状態のレンジ相場という事もありますし、
ある程度の値幅を伴った上下動を繰り返すレンジ相場というものもあります。

全く動意づいていない状態でのレンジ相場でのエントリーは論外としても、
ある程度の値幅を伴った上下動のレンジ相場なら
その上下動の価格差をこまめに利益に変える事もできる場合もありますので、
各トレーダー毎でレンジの定義が変わってきたりします。

PLATINUM TURBO FXではレンジ相場回避フィルターを5つも装備

PLATINUM TURBO FXのロジックは順張り用ですので、
やはり、トレンド相場だけを相手にしたいです。

PLATINUM TURBO FXは、5分足、1分足メインのスキャルピング手法ですので、
通常のデイトレ手法と比べると、短めのトレンドでも利益に変える事はできますし、
その時の波動によっては、タイミング良く押目を捉えて、
タイミング良く1波動分の高値付近で利確シグナルが出るケースも多く、
トレンド相場では非常に勝率が高い印象があります。

しかし、レンジ相場になると買いシグナルと売りシグナルが交互に出る場合もあって
そのシグナルに何も考えずにそのまま従っていると、
俗にいう “往復ビンタ” を喰らってしまいます。

これもレンジの幅にもよるんですが、いわゆる “小幅レンジ” 状態のシグナルは、
全て無視した方が無難でしょう。

開発者である石塚勝博氏もレンジ相場に弱いという事は、もちろん理解していて、
PLATINUM TURBO FXには、レンジ相場を回避して、エントリーシグナルの精度を
上げる事を目的としたフィルタリング機能が5つも装備されています。

つまり、この5つのフィルタリング機能を有効にしたり無効にしたりする事で
レンジ相場におけるシグナルの発生率を変える事ができるんですね。

ツールの初期設定では、通貨ペアや時間軸に合わせて、
5つのフィルタリング機能のうち、2つないしは3つほどを
予め有効化してありますので、そのまま用いたとしても、
ある程度のレンジ相場を回避できるようになっています。

では、この5つのフィルタリング機能がどのくらい効いているのか。

今回は5つのフィルタリング機能が全てOFF(無効化)の時のシグナルと
全てON(有効化)の時のシグナルを同じチャートで見比べてみたいと思います。

参考例として取り上げるのは、どちらも今週の相場から。

まずは今週11月24日、USDJPYの1分足チャートにおける
ロンドン時間以降のシグナルの発生具合です。

5つのフィルタリング機能全てOFF(無効化)の時のシグナル
platinumfx14112901
5つのフィルタリング機能全てON(有効化)の時のシグナル
platinumfx14112902
横軸の時間帯は、+7時間で日本時間になります。

日本時間16時台の小幅レンジの時のシグナルを見ていただければ
どの程度フィルタリング機能が効いているのかハッキリ分かると思います。

約1時間に渡って10PIPS程度の上下幅に収まる小幅レンジが続いていましたが、
フィルタリング機能が全てOFF(無効化)の時には、
買いシグナルと売りシグナルが交互に出て、往復ビンタ状態となっていますが、
フィルタリング機能が全てON(有効化)の時には、
一度だけしか買いシグナルが出ていませんね。

このようにフィルタリング機能の有効化を増やせば、
その分、レンジ相場の余計なシグナルを減らす事ができます。

次は11月25日、USDJPY1分足チャートにおける
ロンドン時間以降のシグナルの発生具合を比較してみます。

このチャートでは、最初はレンジ相場だったものが、
徐々に上昇トレンドに変化していき、それが徐々に下降トレンドに変化するという
山形のチャートをしていますが、この場合のシグナルはというと、、、

5つのフィルタリング機能全てOFF(無効化)の時のシグナル
platinumfx14112903
5つのフィルタリング機能全てON(有効化)の時のシグナル
platinum14112904
縦軸の目盛を見ていただければ分かりますが、
上昇トレンドから下降トレンドへの山形のチャートを
約30PIPS弱程度の値幅で描いています。

フィルタリング機能が全てOFF(無効化)の時には、
上昇トレンドから下降トレンドへの転換場面で
一度だけ買いシグナルが損切りとなっていますが、
約30PIPS弱程度の上下動を5PIPSほどの押目、戻りを描きながらのトレンドだと、
割とタイミングよくエントリーと決済のシグナルが出ていますね。

そして、フィルタリング機能が全てON(有効化)の時には、
上昇トレンドから下降トレンドへの転換場面でのダマシシグナルは回避され、
上昇トレンドで2回、下降トレンドで1回のシグナルが発生していて、
これらは全て利確となっています。

しかし、確かにシグナルは厳選されていますが、
4時間監視して3回だけのシグナルというのは、
スキャルピングにしては少ないという印象もありますが、まぁ好みの問題でしょう。

このようなフィルタリング機能を使う場合には、

・とりあえずシグナルは全て出してもらって、自分で取捨選択する方法
・できるだけシグナルは厳選しておいて、出たシグナルには全て従う方法

などの考え方があります。

もちろん上記の2つの考え方のどちらかに
必ず傾倒しなければいけないわけではないですが、
自分の性格に合った方法を検討した方が良いですね。

PLATINUM TURBO FXでは初期設定で2つ、ないし3つのフィルタリング機能が
有効化されていますので、例えば、実際のシグナルの発生具合を確認して、

「もうちょっとレンジ相場の判定を厳しくしたいなぁ」

と感じたら、更にフィルタリング機能を有効化したり、

「シグナルが少なくてエントリーチャンスを逃しているかも」

と感じたら、フィルタリング機能を無効化してみたりと、
自分の性格やその時の相場に合わせて変更する余地はあります。

エントリー条件や利確条件に関しては、
それほど変更する必要はないというのが個人的な見解ですが、
フィルタリング機能に関しては、いろいろ検証してみると面白いでしょう。

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