トレードする際には、大きな時間足のトレンドが明確な通貨ペアを選択した方が
勝率は高くなる傾向にあります。

そして、ドラゴンストラテジーFXは5分足をメインにしたトレードを行いますので、
できれば1時間足レベルのトレンドくらいは明確になって欲しいんですが、
昨日はどの通貨ペアも、あまり綺麗なトレンドではなかったですね。

そこで、昨日のドラゴンストラテジーFXでのトレードでは、
通貨の力関係” の観点から通貨ペアの選択を行ってみました。

MTF通貨の力関係インジケーターを利用した通貨ペア選択

私が独自特典として提供している

TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]

を利用した通貨ペア選択の例を紹介します。

以下は、直近2日分のEURUSDの1時間足チャートですが、
チャートではなく、サブウィンドウのラインに注目してください。

これが、「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
drast16012801
いくつか色分けされたラインがありますが、
緑色ラインは、EURの強弱
青色ラインは、GBPの強弱
白色ラインは、JPYの強弱
赤色ラインは、USDの強弱
の推移を表しています。

そして、太いラインと細いラインがありますが、細いラインは無視してもらって、
太いラインは4時間足レベルでの強弱を表しています。

そして黄色い枠は、昨日の監視開始の16時から監視終了の24時までを囲っており、
監視開始時点では、EURが強く(買われていて)、USDが弱い(売られている)状態
となっている事が分かりますね。

つまり、この日の16時時点での4時間足レベルでは、
EURが買われていて、USDが売られているので、
通貨ペア選択としては、EURUSDが最適で、
そのロングを狙った方が良いと判断できます。

あとは、JPYも多少弱いので、EURJPYのロングもサブで狙えそうです。

では次に、EURJPYの5分足チャートを見てみましょう。
やはり、チャートではなく、サブウィンドウのラインに注目してください。
chart16012802
色分けは先と同じですが、
今度は5分足チャート上に1時間足レベルの通貨ペアの強弱を表しています。
(太いラインのほうです)

16時前までは、ほとんど通貨の強弱はありませんでしたが、
16時を過ぎてからは、全般的にEURが強く(買われていて)、
GBPが弱い(売られている)状態である事が分かりますね。

つまり、通貨の力関係を4時間足レベルと1時間足レベルで総合すると、
EUR買いをメインとしたEURUSD、EURJPY、EURGBP
などが通貨ペアの選択としては適切だと判断できます。

ではこれらを踏まえた上で、
ドラゴンストラテジーFXでのトレードを見ていきます。

決済が早過ぎた。。。

EURJPYの5分足チャート
drast16012803
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。

先の通貨の力関係の判断から、EURJPYはこの日のトレード候補の通貨ペアでしたが、
実際にエントリーするかどうかは、ドラゴンストラテジーFXのサインに従います。

そして、18時過ぎに、上向きの大きい緑色矢印上向きの小さい緑色矢印
ほぼ同時に出ていますが、このタイミングでロングエントリーとなりました。

エントリー後も「MTF通貨の力関係インジケーター」ではEURが強い状態でしたが、
EURJPYの5分足チャートでは、16時台の高値を抜けない状態となっていました。

そこで、21時過ぎたあたりでドラゴンバンドの上限に到着し、
且つ、16時台の高値付近に並び、
ドラゴンメーターもそれほど勢いがない事を確認して決済としましたが、
その後のチャート形成を見ると、決済のタイミングは早過ぎたようですね。

この後にFOMCも控えており、本日はあまり動かないという意識もありましたが、
ちょっと不完全燃焼のトレードでしたね。反省です。


EURUSDの5分足チャート
drast012804
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で次が決済位置を表しています。

先のEURJPYと同様に、
18時過ぎの上向きの小さい緑色矢印でロングエントリーです。

EURUSDがこの日の本命通貨ペアだったんですが、
ロンドン時間以降は、EUR買いと同時にUSD買いも起きていたので、
それぞれの通貨での綱引き状態となり、あまりトレンドにはならなかったですね。

やはり、21時過ぎのドラゴンバンドの上限に達した事を確認して決済しましたが、
こちらも決済が早かったです。


AUDUSDの5分足チャート
drast012805
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で次が決済位置を表しています。

オマケにAUDUSDでもエントリーしてみました。

先に確認したように、4時間足レベルではUSD売りも起きていたので、
USD売りによる上昇トレンドを期待したんですが、
ロンドン時間以降は、逆にUSD買いとなってしまって、
こちらも不完全燃焼気味にドラゴンバンドの上限での決済となりました。


chart16012806
結果この日は3回トレードを行い、合計で+33.2PIPSの獲得となりました。

ちなみに、通貨の力関係からは、EURGBPのロングも狙いたかったんですが、
ドラゴンストラテジーFXのチャート上では
ちょうど、下降トレンドから上昇トレンドへの転換場面となっていて、
ロングのサインは22時過ぎの1回だけしか表れませんでした。

EURGBPの5分足チャート
drast16012807

結果的には、この日は大きく動く前段階のレンジ相場を細かくトレードしただけ、
のような感じになってしまいましたが、まぁ、こんな時もあります。

毎回ベストなトレードができるわけではないですからね。

また、通貨の力関係については、
トレードの優位性を高めるための1つの判断材料となりえますので、
ドラゴンストラテジーFXに限った事ではなく、
どの手法を用いるにしても、できるだけ意識しておきたい要素ですね。

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