チャートを見ていると綺麗な上昇トレンドを描き出しました。

そこで押目買いをしようと思い、
調整でレートが下げてくるのを待つ戦略を取りました。

しかし、、、

レートは下げることなく、ぐんぐんと高値を更新してきています。

多少は下げてはくれるんですが、
自分が決めた位置までは下げないのでロングエントリーできず、
ただレートが上がっていくのを指をくわえて見ているだけの状況です。

このトレンドに乗れれば大幅利益となっていたはずなのに
 何で少し下げたところで買っておかなかったんだろう?

そう考えると、だんだん悔しい感情が出てきました。

そこでとうとう我慢できずに、今上げている勢いを信じて、
ほんの少しでも利益を取ろうと、
ルールを無視してロングエントリーしてみます。

しかし、、、

エントリーした途端に上げの勢いが弱くなってレートが下げ出し、
本来予定していた押目のポイントまで下がってきました。

なんで自分がエントリーした時に限って下げ出すんだよ!

と思いつつ、ここから再度上げてくれれば、
まだチャンスがあると思ってポジションをキープします。

しかし、、、

その調整の押しが実際には下降トレンドへの転換の起点となってしまい、
そのまま損切りとなってしまった。。。

本来の押目の位置で買っていれば、損切り幅も狭くて済んだのに、
我慢しきれずに追っかけ買いをしたことで、
予定よりもさらに大きな損切り幅となってしまった。。。

そんな経験ありませんか?
私は初心者時代しょっちゅうありました。
stoploss17021901

押目待ちに押目なし
という格言もあるように、
トレンドとは必ず押目をつけるとは限りません。

また、押目を付けたとしても、
それがあなたが決めたあなたのルール通りの押目とは限りません。

では、「押目待ちに押目なし」状態になってしまったら、
どうすれば良いのか。。。

簡単ですね。平然と見送るだけです。

マイルールに一致していないのなら、
そのまま見送り、やり過ごす事が正解です。

まぁ、上級者になれば、その他のエビデンスを考慮して、
「今から飛び乗っても、ある程度の値幅を獲得できる」
と経験に裏打ちされた裁量判断によって、
エントリーしてしまう場合もありますが、
初心者のうちは and 利益が出ていないうちは、
その場での余計な判断は裏目に出るケースが多いので、
やめておいた方が無難です。

マイルールに一致していないのなら、
見送るのが当然という気持ちでいましょう。

仮に、マイルールに一致していない場面で
悔しい気持ちから、いても立ってもいられず、
感情に任せてエントリーして、それで利益になったとしても、
その時は気分が良いかもしれませんが、
そんなルール無視で得られた利益は
あなたのこれからのトレード生活においては、
何のプラスにもなっていません。

それどころか、
今後もその場限りの感情に任せたトレードを
やってしまう悪癖を習慣化させてしまう事につながり、
規律を守るトレードを自分自身で困難にしてしまう危険性があります。

fxrule17021902

マイルールに一致した上昇トレンドの押目が
どのくらいの頻度で出現するのかは、
過去チャートの検証で分かっているはずですよね?

それらと比較して、
極端に多くなっていれば、
ルールの拡大解釈のポジポジ病を疑っていかなければいけないですし、
極端に少なくなっていれば、
慎重になり過ぎのビクビク病を疑っていかなければいけないでしょうが、
実際のトレードで許容範囲内での出現頻度であれば、何も問題はありません。

乗れないトレンド and 見送るトレンドもあるものの、
実際に乗れたマイルール通りの押目買いでのトレードが
期待値>1
となっている事が重要です。

無理にエントリーする必要なんてありません。

勝っているトレーダーだって
全てのトレンドに乗れているわけではありません。

今の私だって、「FXデイトレ!稼ぐ手法の勉強ブログ」を
見てもられば分かるように、
勢いよく上げている or 下げているトレンドを見送って
ノートレードで終わっているケースも頻繁にあります。

それはそれで仕方ないです。
マイルールに一致していないんですからね。

でも、一定量のトレンドを見送ったとしても
それでも月単位では十分にプラスになる事が
これまでの経験則で分かっているので、
それで悔しがる必要がない事も自分では理解しています。

仮に、乗れないトレンド、見送るトレンドを少なくしたいのなら、
これまで乗れなかったトレンド、見送ってきたトレンドを
過去チャートでおさらいして、
“どうすればエントリーできるのか”を検証し、
マイルールを確立して、期待値>1を実現させる必要があります。

そうやってマイルールを少しずつ増やしていって、
見送りトレードを減らしていっても良いでしょう。