そういえば、私の独自特典の1つ
TYPE-K [こすぎオリジナルツール RangeBreak-Signal]
に関する個別記事がありませんでした。
よって、今回は「RangeBreak-Signal」を利用したトレード例を
幾つか掲載しておきますので、特典を選ぶ際の参考にしてください。
TYPE-K [こすぎオリジナルツール RangeBreak-Signal]は
レンジブレイクや高値安値のブレイクを
通知してくれるインジケーターです。
レンジのタイプとしては、3種類に分けており、
それぞれ、
- 手動レンジタイプ
- ATRレンジタイプ
- 時間帯指定レンジタイプ
と命名しています。
手動レンジタイプとは、
自分でレンジ幅(PIPS)を設定してそのブレイクを待つ。
ATRレンジタイプとは、
日足のATRを元にしてそのN%の超え割れのブレイクを待つ。
時間帯指定レンジタイプとは、
開始時間と終了時間を指定してその間の高値安値ブレイクを待つ。
となっており、ユーザーはパラメーター指定で
この中から相場状況等に合わせて
お好きなタイプを選べるようになっています。
ATRレンジタイプでのトレード
今回のトレードは、東京時間前からの監視だったこともあり、
そして、最新の日足のローソク足もまだ短かったので、
ここからATR分の伸びを期待して、
ATRレンジタイプを採用してみました。
RangeBreak-Signalの基本的な使い方としては、
レンジブレイクでアラームが鳴りますので、
そのタイミングでエントリーを検討することになります。
しかし、単純なブレイクというエビデンスだけでは
それほど優位性は無いでしょう。
それに加えて、マルチタイムフレーム分析、
つまり、大きな時間足方向へのブレイクなのか、
それとも、大きな時間足とは逆方向へのブレイクなのか、
も確認しておく必要があります。
例えば、大きな時間足と同方向へのブレイクなら
ブレイク直後にエントリーしても良いですが、
大きな時間足と逆向きへのブレイクなら
ブレイク直後は狙わずに、一旦プルバックを待ってから
エントリーを検討するなど、慎重に対応すべきです。
また、
ブレイク系は時間軸が短くなるほどにダマシが多くなりますので、
RangeBreak-Signalもできるだけ大きな時間軸に
適用した方が良いでしょう。
個人的には15分足以上の時間軸に適用することを推奨します。
という事で、昨日はRangeBreak-Signalを用いて
15分足を執行時間軸にしてトレードしてみました。
USDJPYの15分足チャート
最初の横向き赤色矢印でショートエントリーし、
次の横向き赤色矢印で決済です。
チャート内のオレンジラインはRangeBreak-Signalによる自動描画、
そして、下向き赤色矢印でブレイクを知らせていて、
チャート左上の緑色文字はレンジに関する情報です。
RangeType2とは、ATRレンジタイプの事で、
この日のレンジ幅は自動計算で20PIPSと算出されましたので、
20PIPS超えでシグナルが出るようになります。
そして、東京時間に長い陰線が出現し、
レンジ下限のオレンジラインを下にブレイクしてのシグナル発生です。
上記の15分足チャートだけでは分からないですが、
大きな時間足では下降トレンドだったので、
ブレイク直後にエントリーしてみました。
ちなみに決済位置は適当です(笑)
レンジ幅と同距離分の利確幅をイメージして指値しましたが、
わりと短時間で決済されました。
EURJPYの15分足チャート
最初の横向き赤色矢印でショートエントリーし、
次の横向き赤色矢印で決済です。
最近のEURJPYはイタリヤとスペインの政局問題で
ボラティリティが大きくなっている影響なのか、
ATRレンジタイプでのレンジ幅の自動計算が30PIPSと
少し大きめに算出されました。
全般的に下降トレンドの中、一時的にレンジ相場に移行し、
再度、下方向へ動き出したタイミングでショートできました。
利確の指値は、こちらも同じくレンジ幅と同距離分に設定し、
すぐに到着してくれました。
USDCHFの15分足チャート
最初の横向き赤色矢印でショートエントリーし、
次の横向き赤色矢印で決済です。
USDCHFはボラティリティが小さめの通貨ペアなので、
ATRレンジタイプでのレンジ幅の自動計算が18PIPSとなりました。
その18PIPS分のレンジ幅を
下にブレイクしたタイミングでのエントリーでしたが、
こちらは上手く行きませんでしたね。
ブレイクしたのは一時的で
すぐに回復して再度レンジ相場に移行。
結局、最初に設定したストップにかかって
損切り手仕舞いとなりました。
今回は全部で3回トレードを行って2勝1敗、
合計+32.4PIPSの獲得となりました。
TYPE-K [こすぎオリジナルツール RangeBreak-Signal]は
トレード手法ではなく、トレードを補助するツールですので、
お好きなように利用してもらって構いませんが、
基本的な使い方はこのようになります。
ブレイク直後にエントリーするのか、それとも一旦待つのか、
どこで利確すれば良いのか、
どこに損切りポイントを置いたら良いのか、
等は、各自のトレード方針や検証により決めて下さい。