FX商材の中で語られているトレードルールは、
1から10まで全て明確にロジカルに決まっているとは限りません。
というか、そのトレードルールの中には、
必ずと言っていいほど、人間の感覚に委ねる、
裁量判断的な要素が含まれてるものがほとんどです。
つまり、エントリーや利確や損切りなどに、
数式や数字ではっきりと定義づけできない条件が含まれています。
例えば、
“移動平均線が上を向ている時にロングする”
というルールがあったとします。
しかしこれだと、
「具体的な角度は?どのくらい上を向いていたら良いの?」
「どのくらいの期間、上を向いていたら良いの?」
となってしまうわけです。
また、
“直近安値の少し下にストップを置く”
というルールがあったとします。
しかしこれだと、
「直近安値ってどこなの?」
「具体的に直近安値から何PIPS下にストップを置くの?」
となってしまうわけです。
本当は、過去チャートによる検証やデモトレードによる実践で
このような裁量判断をたくさん経験して、
時間をかけて裁量スキルを磨いていく必要があります。
そして、こうした裁量スキルが上達すれば
トレードで勝てるようになります。
逆を言うと、裁量判断が上手くできていない人が
トレードで勝てていないわけです。
同じFX商材、同じトレードルールを勉強したのに、
勝ち組トレーダーと負け組トレーダーに分かれてしまうのは、
裁量スキルの上達の差が原因とも言えます。
つまり、トレードで勝つには
トレードルールの優位性はもちろんですが、
その中に含まれている裁量スキルも必要になってきます。
要するに、
“トレードルールの優位性+裁量スキル”
の組み合わせで勝てるようになるんですね。
しかし、トレードルールの優位性と裁量スキルの割合は固定ではなく、
勝ち組トレーダーによって異なってきます。
中には、
トレードルールの優位性7割+裁量スキル3割で
勝てている人もいますし、
トレードルールの優位性5割+裁量スキル5割で
勝てている人もいますし、
トレードルールの優位性1割+裁量スキル9割で
勝てている人もいます。
(ちなみに、私のトレードスタイルは、
トレードルールの優位性7割+裁量スキル3割くらい
だと分析しています)
ということは、
トレードルールの優位性9割+裁量スキル1割で
勝てている人がいてもおかしくないですね。
つまり、トレードルールの優位性が明確であるならば、
その分、裁量スキルは少なくて済むわけです。
今回、新たに提供する独自特典は
“最小限の裁量スキルで勝てるようになるにはどうしたら良いのか?”
というテーマで開発しました。
最小限の裁量スキルで勝てるようになるにはどうしたら良いのか?
「上値抵抗線をブレイクしたらロングして、
上昇の勢いがなくなったら利確し、
もしも、ブレイクがダマシに終わったら損切りしてください」
、、、。
確かにそうなんですけど、
これでは具体性に欠け、裁量判断のオンパレードで
何をどのように検証したらよいのかも分かりません。
(トレードルールの優位性0割+裁量スキル10割です)
では、トレードルールが具体的で、裁量判断が全く無く、
検証の仕方も明確なものと言えば何があるでしょうか、、、
そうです、EA(自動売買)ですね。
EA(自動売買)ならばプログラムレベルでトレードルールが明確であり、
裁量要素が全く無く、検証もMT4のストラテジーテスターを使って
自動で機械的にできますので、
手法としての優位性も客観的に判断できます。
“最小限の裁量判断で勝てるようになるにはどうしたら良いのか?”
これを実現させるために
私はまず最初に期待値>1のEA(自動売買)を開発し、
そのEAを同じロジックのシグナル系のインジケーターに
変換することにしました。
つまり、EAでエントリーする場面を矢印などのシグナルで表示し、
EAで利確する場面や損切りする場面もマークなどを付けることで
EAと同様なトレードをシグナルで表現することにしました。
こうすれば、全く裁量要素の無いトレードルールでありながら、
既に期待値>1の勝てる条件が整っている状態でシグナルに従い、
システマチックにトレードできることになりますね。
(トレードルールの優位性10割+裁量スキル0割です)
しかし、、、
単純に期待値>1のEAを開発すれば良いっていうわけではありません。
EAを開発するだけなら簡単なんですが、
トレーダーの作業、負担が出来るだけ少なくなることを前提とした
EAを開発するとなると途端に難しくなります。
なぜなら、通常のEAは24時間常時稼働しているので、
どの時間帯でもエントリーする可能性がありますし、
どの時間帯でも利確する可能性がありますし、
どの時間帯でも損切りになる可能性あります。
EAの種類によっては、途中で途転する事もあるでしょうし、
途中で利確の位置を変更する事もあるでしょうし、
途中で損切りの位置を変更する事もあるでしょう。
このような様々なアクションがあるEAをそのままシグナル化したら
そのアクションが起こるたびにチャートを見て
手動で何度も作業をする必要があります。
1回のトレードだけで、このような作業を何度も行っていては、
いくら優位性のあるEAだとしても、
トレーダーの作業、負担が大き過ぎて、続けられないですね。
つまり、単純に期待値>1のEAを開発するのではなく、
できるだけトレーダーの手を煩わせない、
できるだけ作業が少なくなることを前提としたEAを
開発する必要があるわけです。
で、今回の独自特典では、
シグナル化することを前提に、
できるだけトレーダーの作業が少なくなる方針でEAを開発しました。
では具体的に、トレーダーの作業がどのくらい少ないのかというと、
“チャート内にシグナルが発生したら、
エントリーするのと同時に利確指値とストップ逆指値を設定”
これだけで終わりにしました。
いわゆる、OCO注文ですね。
これなら、1回のトレードにつき、1回の作業だけで済むので、
手間が必要最小限になります。
もちろん、それでいて期待値>1です。
私はこれまで数多くのFX商材、EA商材を見てきましたが、
- 過去10年間以上のバックテストで期待値>1のトレードルール
- OCO注文だけで作業終了
この2条件を同時に満たした商材は見たことがありません。
私がEAを開発する際には、
最低でも過去10年間のバックテストを行うようにしています。
そのような経験から言わせてもらうと、
過去10年間のバックテストで期待値>1のトレードルールにするには、
そのエントリー条件、利確条件、損切り条件などは複雑になってしまい、
OCO注文だけで終わらせるような
シンプルなトレードスタイルにするのは無理です。
逆に、
OCO注文だけで終わらせるような
シンプルなトレードスタイルにすると、
過去10年間のバックテストで期待値>1のトレードルールにするのは
非常に困難です。
しかし、今回提供する独自特典の手法では、
相反するこの2条件を同時に満たしたトレードルールになっています。
つまり、
- 過去10年間以上のバックテストで期待値>1のトレードルール
- OCO注文だけで作業終了
この2条件を満たした手法を提供しています。
この手法はEAがベースになっているので、
先の説明でいうところの
トレードルールの優位性10割+裁量スキル0割
です。
「裁量スキル0割なの?」と思ってしまいますが、
個人的にはEAでの放ったらかしでの運用には否定的です。
EAでの放ったらかしでの運用では
もちろん勝てる時期もありますが、勝てない時期もあり、
成績が安定しない傾向にあります。
そこで、必要最小限の裁量判断が必要になります。
それが、
“シグナルに従うかどうか”
です。
これだけです。
エントリーすると決めたら
OCO注文を出すだけのトレードスタイルです。
これで
トレードルールの優位性9割+裁量スキル1割
の手法となります。
すいません、詳しく説明していたら
思った以上に前フリが長くなってしまいました。。。
独自特典の内容については、
次回に説明します。
“新規の独自特典を紹介する前に~EAをベースにしたシグナル売買” への1件のフィードバック