“ポジポジ病”という言葉があるように
トレード初心者ほど沢山エントリーをしたがる傾向にあります。

それを知ってか知らずか、
FX商材の販売ページにも、
「1日で20~30回ほどのエントリーチャンスがあります」
と謳うスキャルピング手法が人気だったりしますね。

まぁ確かに、
エントリーチャンスは多いに越したことはないですが、
それって特に優先すべき事項ではありません。

当たり前のこととして、
1トレード平均+10PIPSの手法を10回行えば+100PIPS得られますし、
1トレード平均+50PIPSの手法を2回行えば+100PIPS得られます。

この2つの手法に優劣はありません。

基本的に、エントリー頻度が多い手法ほど
1回の獲得PIPSは少なくなる傾向にあります。

スイング手法よりスキャルピング手法の方が
1回の獲得PIPSが少なくなるのは当然ですよね。

よって、あくまでも重要なのは
トータルでの獲得PIPSであり、
トレード頻度に拘る必要は無いんですが、
どうしても初心者のうちは
沢山トレードしたほうが沢山利益になると思い込んでしまいます。

それだけならまだマシなのですが、
沢山トレードすることに拘ると
それが悪癖につながってしまいます。

どういうことかというと、、、
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売るべし、買うべし、休むべし

沢山トレードすることが正義ではありません。
ルール通りにトレードすることが正義です。

沢山トレードすることに拘ると
自分で決めたルール以外のトレードも行ってしまいます。

例えば、、、

マイルールに一致していない状況だが、
最近トレードしていなくて退屈なので、
マイルールを歪曲してエントリーしてみた。

仕事で帰宅が遅くなって今発生しているトレンドに乗り遅れたが、
今からでも遅くないと自分に言い聞かせ、
出遅れ追っかけでエントリーしてみた。

指標発表でレートが急に動き出した。
何もせずに見送るのは勿体ないので
飛び乗りでエントリーしてみた。

何はともあれ、
まずはエントリーしないことには資金が増えないのは事実ですが、
自分が決めたルールを逸脱してまでトレードするのは間違いです。

何も検証していない and 期待値>1かどうかも分からない
その場限りのトレードを行うことに何の優位性もありません。

リアルトレードであるにも関わらず、
マイルール外のトレードを行っていては
規律ある勝ち組トレーダーとは言えませんね。
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もちろん、デモトレードの段階で手法構築のために
様々なロジックを検証する目的で
沢山トレードすることについては全然”有り“です。

というか、
その段階では沢山トレードすべきです。

実際にデモでのトレードを繰り返し、その記録を取り続け、
有効なロジックはどれなのか、
有効なテクニカル指標はどれなのか、
を検証し、
要らないロジックを削ぎ落し、
要らないテクニカル指標を外し、
手法をブラッシュアップする過程においては
沢山トレードしなければいけません。

沢山トレードすればするほどデータが増え、
検証の有効性が増していきますからね。

しかし、いざ手法が完成し、
リアルトレードを行う段階になったら
その手法通りに実行することだけを心掛けなければいけません。

リアルなんですから、
デモではないんですから、検証ではないんですから。

リアルトレードの意義を考えましょう。
沢山トレードする意義はありません。

リアルトレードになったらマイルール通りにやるだけです。

たとえデイトレだとしても
マイルールに一致していなかったら、
2日でも3日でもエントリーしてはいけません。

たとえスイングトレードだとしても、
マイルールに一致していなかったら、
1週間でも2週間でもエントリーしてはいけません。

そこを我慢できず、先に挙げたような
歪曲トレード、出遅れ追っかけトレード、飛び乗りトレード
をやってしまったら、
何のための検証だったんだ、ということになります。

自分の心に負けた証拠です。

お遊びでも、気分転換だとしてもやらない方が良いです。
そんな事をやっていると癖になります。
悪い習慣になります。

相場格言に
売るべし、買うべし、休むべし
というものがあります。

トレードにおいて「休む」という行為は、
明確な価値があります。

今は買うべきなのか、今は売るべきなのか、今は休むべきなのか、
それらを同等に考え、
「休む」行為をトレード戦略の1つとして捉えることができれば、
また一歩勝ち組トレーダーに近づくことでしょう。

休むも相場」です。