デイトレという時間枠でトレードする場合、スプレッドと値幅を考慮すると、
取引する通貨ペアは、ある程度限られてくるでしょう。

通常考えられるのは、
EURUSD,EURJPY,GBPUSD,GBPJPY,AUDJPY,AUDUSD,USDCHF
これら7つの通貨ペアが取引対象でしょうか。

GBPCHFやAUDCHFなどもありますが、
あまりマイナーな通貨どうしの組み合わせだと、
スプレッドが大きくなってしまいますので、デイトレには不向きでしょう。

また、スプレッドの狭さでいえば、一番身近なUSDJPYも候補ではありますが、
最近のUSDJPYは1日の値幅が少なく、
丸一日監視しても10PIPS程度しか動かない日もありますので、
デイトレ対象としては不向きだと思います。

ですので、上記の7つの通貨ペアの中から、
当日の日足チャートなどを参考にして、
取引する通貨ペアを決めるというやり方もあります。

FX初心者の人の中には、日足チャートなどの大きな時間軸のチャートを
疎かにしている人も多いです。

デイトレという時間枠でトレードするのに、
日足チャートという時間軸のチャートは大き過ぎて、あまり参考にならない、
と判断しているようですが、そんなことはないと思いますよ。

日足チャートで、トレンドが出ていない状態なら、
あまり参考にならないかもしれませんが、
日足チャートで、トレンドが出ている状態なら、
十分参考になり、そのトレンド方向へエントリーした方が当然有利になります。

また、私の感覚的なことですが、
大きい時間足に明確な方向性がある場合、
小さな時間足でも明確な動きになる場合が多いです。
そして、
大きい時間足に明確な方向性がない場合、
小さな時間足でも明確な動きにならない場合が多いです。

つまり、
大きい時間足が上昇トレンド時の、小さな時間足の上昇トレンドと、
大きい時間足が持合状態での、小さな時間足の上昇トレンドとは、
その動きに違いがあるように思います。

例えば、同じ20PIPS上昇するにしても、
大きい時間足が上昇トレンドの場合は、綺麗に分かりやすく上昇してくれます。
それに対して、
大きい時間足が持合状態での20PIPSの上昇は、
何かモタモタしていて分かりにくいように思います。

こういったことは統計が取り難く、私の単なる感覚的な事ですが、
なるべく分かりやすい場面を狙う為にも、
日足などの大きなチャートをチェックしておいた方が良いと思いますよ。