MT4裁量トレード練習君プレミアム2でチャートを進める速度は、
設定画面での[最小時間足]
設定画面での[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]
メインパネルでのチャート速度
この3項目によって決まります。

しかし先日、練習君2がVer2.2へ大幅にバージョンアップした影響で、
これら3項目の仕様/役割が少し変わったようなんですね。

そこで今回の記事では、
これら3項目はどのような仕様/役割になっているのか、
そして、これらの項目の数字を変えると、チャートの進行速度はどのように変化するのか、
具体例を交えて解説しておきたいと思います。

尚、以下からの解説は私が実際に練習君2を使って感じた肌感覚/実測値です。
私は練習君2の内部ロジックを知らない立場なので
あくまでも体験に基づいての見解だという事をご了承ください。

[最小時間足]と[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]とメインパネル

既にMT4裁量トレード練習君プレミアム2を使っているユーザーはご存じのはずですが、
上記3項目の存在場所を確認しておきます。
renshu24090801
このようになっていて、
まずチャートを開く前、練習トレードを始める前の設定画面で
[最小時間足]と[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]を決めておきます。

これら2項目は(現時点のバージョンでは)チャートを開いた後からは
変更することができない仕様になっているので、
適当に入力せず、自分に適した数値を入力しておきましょう。

そして、チャートが開いた後には、
メインパネルでのチャート速度を1~20までの間の好みの数値に設定します。

こちらの項目はいつでも自由に変更できるので、
適時変えてスムーズな練習トレードを繰り返していきましょう。

では、3項目の仕様/役割を解説します。

設定画面での[最小時間足]

renshu24090802
チャートを進行させる際の基準とする時間足です。

ここに[M5]と入力したら、5分足のローソク足を基準にしてチャートが進行していきますし、
ここに[M30]と入力したら、30分足のローソク足を基準にチャートが進行していきます。

但し、1点だけ制約事項があって…それは…

設定画面の[取引通貨][参考通貨1~3]で指定した時間足の中の
最も小さい時間足よりも大きい時間足は入力できないようになっています。

まぁ実際のところは、入力自体はできるんですが、
チャート画面が開いた後で設定画面を確認すると、
[最小時間足]の時間足は強制的に変更されてしまいます。

具体例を挙げると…
chart24090804
ここでは[取引通貨]に[H1]、[参考通貨1]に[H1]、[参考通貨2]に[M15]、
そして、[最小時間足]に[H4]と入力されていますね。

この場合、[取引通貨][参考通貨1~3]で指定した時間足の中の最も小さい時間足は[M15]なので、
[M15]よりも大きい時間足は[最小時間足]に設定できません。

しかし上記では、[最小時間足]に[H4]とあり、[M15]よりも大きな時間足が設定されているので、
この場合は強制的に[最小時間足]は[M15]に変更されます。

たまに、この強制変更を戸惑うユーザー様がいるようですが、
現時点ではそのような仕様なのでご注意ください。

設定画面での[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]

chart24090805
“メインパネルでのチャート速度が1だった場合”のチャートを更新させる基準となる時間間隔です。

ここに[1000]と入力したら[最小時間足]で指定した時間足が1000ミリ秒(1秒)毎に更新されますし、
ここに[5000]と入力したら[最小時間足]で指定した時間足が5000ミリ秒(5秒)毎に更新されます。

具体例を挙げると…
chart24090806
ここでは[最小時間足]に[M5]とあり、[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]に500と設定してありますので、
5分足チャートが0.5秒毎にチャートが更新(最新のローソク足が1本生成)されるくらいの速度になります。

但し、1点だけ確認事項があって…それは…

この速度は上記に書いた”メインパネルでのチャート速度が1だった場合”の速度です。
メインパネルでのチャート速度は1~20までの20段階に変化させることができますが、
その中の一番遅い1に設定した場合の速度です。

メインパネルでのチャート速度を変えると(早くすると)、
その分だけチャート更新速度(ローソク足の生成速度)は早くなっていきます。

メインパネルでのチャート速度

chart24090807
設定画面で設定した2項目でのチャート更新速度をより細かく、より早く進めるためのボタンです。

設定画面では、チャートを進めるための基準とする時間足、
そして、基準とするチャート更新時間(ローソク足生成時間)を決めましたが、
メインパネルでは、その速度を20段階に変化させることができます。

具体的には…
chart24090808
まず、上記のように1にした場合は、ここまで解説した通りのチャート更新速度ですが、
ここの数値を+1するたびに、チャートの更新速度は1.2倍~1.5倍程度づつ早くなっていくイメージです。

但し、1点だけ注意事項があって…それは…

ここの数値を増やしても速度は等倍速で早くなっていくわけではなく、
時には全く早くならないケースもあれば、いきなり早くなるケースもあります。

これは仕様なのか?不具合なのか?私のPC環境だけの現象なのか?分かりませんが、
私の環境ではここの数値を4⇒5⇒6と増やした時にはチャートの更新速度がほとんど変わらず、
逆に、6⇒7に増やした時はいきなり2倍くらいの速度になりました。

全ての時間足でテストしたわけではないので何とも言えませんが、
少なくとも私の環境では等倍で増えるという事ではないようです。

しかし、基本的には数値が大きいほどチャートの更新速度が速くなるという事実に変わりはないので、
練習トレードをする分には何も問題は無いです。

[通貨取引]と[最小時間足]に設定した時間足が異なる場合

最後に1点だけ。

上記の文章で度々出現している表現である
チャート更新速度“と”ローソク足生成速度“は、厳密には別物です。

“チャート更新速度”とは、[最小時間足]を基準にしてチャートが切り替わる速度
“ローソク足生成速度”とは、[取引通貨]を基準にしてチャートが切り替わる速度

です。

例えば以下のように
[取引通貨]には[M15]が、[最小時間足]には[M5]が設定されている場合、
chart24090809
[最小時間足]が5分足で、[ローソク足処理タイマー(ミリ秒)]が1秒なので、
5分足では1秒毎にローソク足が1本生成されることになります。

それを取引通貨、つまり、メインで見ている時間足の15分足の立場で観測すると、
まだローソク足は生成途中のままです。

なぜなら、15分足は5分足の3倍なので、
15分足ではまだ直近のローソク足は1/3程度しか生成しておらず、
その都度、伸びたり縮んだりしながら、
3秒後にようやくローソク足1本が完成する計算になります。

チャート更新は5分足を基準に行われますが、
ローソク足の生成はメインで見ている15分足を基準にして行われます。

以上、チャート進行に関わる3項目についての解説でした。

もちろんこれらは、パソコンのCPU使用率やメモリの使用率なども影響しますし、
今後のバージョンアップによっても変わってくる可能性もありますが、
大体のイメージは掴んでもらえたのではないかと思います。

自分が行いたい検証状況に適した値を設定して快適に練習君2を使っていきたいですね。

このツールを使わないとトレード経験に圧倒的な差をつけられてしまいます。
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