マーフィーの最強スパンモデルをデイトレードで用いる場合、
通常なら、1時間足チャートでスーバーボリンジャーを適用し、
5分足チャートでスパンモデルを適用する事が推奨されています。
しかし、私の場合、下記チャートのように、
15分足チャートにスパンモデルを適用し、
自分の使いやすいように多少修正を加えて、
デイトレードに臨んでいます。
このチャートは先週の金曜日の、
東京時間からNY時間開始くらいまでのEURUSDの15分足チャートです。
もし、東京時間から監視できていれば、
10時過ぎたあたりの赤色スパンを上抜けて、青色スパンに転換した箇所で
ロングのエントリーをすることができますが、
この時間から監視できる人は、あまりいないでしょう。
私も、この日は16時から監視を開始しました。
16時過ぎたあたりに長い陽線が見えていますが、
この陽線が出現するちょっと前から監視をしていて、
まずは、現状のチャート形状の分析から始めていました。
16時付近の段階では、既に青色スパンが出ており、
その上にレートが乗っている状態なので、買い優勢の展開といえ、
通常ならロングエントリーのタイミングを考えるべき、
もしくは、直ぐにでもロングエントリーすべき状況でしょう。
そして、その直後に長い陽線が出現し、
青色スパンの上限に支えられながら、+1σを越えていきましたので、
その動きを見てロングエントリーしても良かったと思います。
しかし、私はこの動きを見てもエントリーするのは控える事を選択しました。
その理由は、チャート図に引いてあるオレンジの水平ラインです。
まず、1.3011付近に引いてあるオレンジラインの水平ラインは
この日の午前中の深夜0時台につけた直近の高値です。
この高値は、単に直近の高値というだけでなく、
11月中旬からの上昇トレンドにおける一番高い位置に相当する高値ですので、
他のトレーダーも注目している事が予想され、
ここを抜ければ上昇トレンド継続という重要な意味合いを持つ高値
といえるでしょう。
しかし、私がもっと注目したのは、
そのオレンジの水平ラインのちょっと上に引いた、
1.3023のもう1つのオレンジの水平ラインです。
私は、この水平ラインで一旦上昇が止まるのではないかと考えて、
ロングエントリーを見送ったわけです。
チャートの動きとしては、
案の定、このラインが上値抵抗線となってここを抜ける事ができず、
徐々に下げていく展開となっていきました。
では、この上値抵抗線となった水平ラインとは
いったい何なのか、、、
次回に続きます。