FXではエントリーする際には何かしらの理由が必要です。

 

ただ漠然と上がりそうだからロング、下がりそうだからショートというやり方は、
手法と呼べるものではなく、また、再現性もないので、
趣味で楽しんでいる程度のレベルでしょう。

 

何も考えずに適当にエントリーして、リミット幅とストップ幅を同じ幅にした場合
その勝率は確率的には50%です(スプレッド除く)

 

そのフラットな状態から、過去のチャートの検証や、実際のトレードの経験から
この条件を付け加えたら勝率が1%でも上昇する可能性がある
という優位性のある条件を見つけ出し、
それに従ったトレードを繰り返す事が大切です。

 

また、そうした優位性のある条件は1つだけでなく、
複数あったほうが良いというのは言うまでもありませんが、
だからといって、そうした優位性のある条件を
たくさん集めれば良いというものでもありません。

 

FXを始めたばかりの初心者の方は、優位性のある条件をただ付け足していけば
どんどん勝率が上がっていくと思っているようですが、それは勘違いです。

 

例えば、5%の勝率上昇が見込まれる条件を10個付け加えたら
勝率が50%上昇するのかというと、そんなことは有り得ませんよね。

 

いくら勝率上昇が見込まれる条件を付け加えても
それに比例して勝率が上がるわけではなく、徐々に頭打ちになっていきます。

 

これをグラフで表すと、こんな感じになると思います。
縦軸が[勝率]を表し、横軸が[優位性のある条件の数]を表しています。
fxgraph0820
[勝率]と[優位性のある条件の数]には、青色の曲線のような関係があると思います。
昔学校で習った対数関数のようなグラフになるでしょう。

 

このグラフのようにどんなに優位性のある条件を集めたとしても
決してその手法は勝率100%にはなりません。

 

確かにX軸の[優位性のある条件の数]を多くすると、
Y軸の[勝率]は上がっていく傾向にありますが、
あまり多くの材料を集めたとしても、つまり、X軸の右端に行ったとしても、
Y軸の上げ幅は徐々に少なくなっていき、
ついには、ほとんど上がらなくなっていくでしょう。

 

つまり、時間をかけて優位性のある条件をかき集めたとしても、
その努力に報いるほど勝率は上がっていかない
、ということです。

 

そうした努力はとても非効率ですし、時間の無駄とも言えます。

 fxtimemoney0820

あまり多くの条件を集めたとしても、それらは枝葉の部分である事も多く、
検証や実践によって見えてきた、特に有効に効きそうな条件のみを
数個組み合わせて用いる事がより現実的
ではないでしょうか。

 

私たちの心理としては、赤色の直線のように
優位性のある条件を集めれば、いつかは100%になるのではないか
という無意識のうちに間違った思考を持ってしまいますが、
100%なんて有り得ませんし、そもそも100%を目指す必要性も全くありません。

 

ですので、勝率を上げる努力はほどほどにしておいて、
他の事をもっと努力すべきです。

 

他の事とは、、、
その勝率を維持できるような適切なマインドを身につける努力です。

 

いくら勝率が良くても
それを正しく維持できるマインドを持っていないと意味がありません。

 

適切なマインドを身につける努力は、
勝率を上げる努力よりも、もっとやりがいがあって奥が深いものです。

 

私のブログには、単に情報商材に関するレビュー、検証だけでなく、
マインドの部分にも多く触れていますので、
是非、左側にあるカテゴリーの中から
マインドの重要性」についての記事も読んでみて下さい。

 

情報商材で手法を勉強し、私のブログからマインドも学べば鬼に金棒かも?!