昨日の急激な円売りは凄かったですね。

 

今回の日銀金融政策決定会合ではサプライズはないと思っていたトレーダーも
多かったようですが、ふたを開けてみれば、
質、量ともに異次元の金融緩和策となっており、
かなりのサプライズと受け止められたようです。

 

今までの日本の緩和策というと、タイミングが遅くて、
しかも、少しずつ小出しで様子を見ながら、というのが定番で、
海外でも「Too Little Too Late」と揶揄されてきましたので、
今回の緩和策は海外勢も驚きをもって受け止めているようです。

 

発表を受けてのUSDJPYやクロス円のチャートが上へ向かって一直線なので、
一部報道では、「黒田バズーカ砲」とも呼ばれているようで、
その威力は凄まじいものがありますね。

 

緩和策については、現時点で出せるものは全て出し尽くした、
という印象もありますので、今後の弾切れや反動なども気になりますが、
こうした材料は方向感を出してくれる要因でもありますので、
トレンドを重視するテクニカルトレーダーとしては
ありがたく思ったほうが良いですね。

 

昨日の急騰が起こった起点は昼過ぎでしたので、
おそらく日本の多くの個人トレーダーは、その初動には乗れていないでしょう。

 

だいたいロンドン時間あたりから監視するトレーダーが多いと思いますので、
昨日は急騰後の動きから、どのようにシナリオを立てるのか、方針を立てるのかが
重要になってきます。

 

下記チャートは、マナブ式FXで利用するTHVシステムのEURJPY5分足チャートです。
縦軸の目盛りを見て分かるとおり、
ロンドン時間には既に上昇起点から3円ほど上げており、
めったに見られない程の急激な上昇をしている状況から監視を始めなければいけません。

 

あなたは昨日、この急激な上昇を見てからのロンドン時間に、
どういった方針で臨みましたか?

 

これだけ一方的に上げているんだから、必ず下げる!だから売りだ!
もう上値余地はそれほど残っていない。ここからはショートの方が旨味がある

 

いろいろな考え方があって当然ですが、
私の場合は、どれだけ上げていようとも、どれだけ急騰していようとも、
チャートが上向きなら、当たり前のように買い目線で相場を見ます。

 

昨日の場合もそうです。
上昇起点から3円以上も既に上げていてたとしても
私はロングしか狙いません。

 

根拠のある逆張りショート、ストップを設定してあるショートなら
私もやりますし、そういった手法が有効な場面もありますが、
トレンドに沿った方向へ仕掛けることが基本です。

 

値ごろ感、見た目感だけの逆張りは、
トレンドに呑み込まれて一瞬のうちに含み損になってしまう可能性もあります。

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昨日の急激な上昇場面もそうです。チャート図に赤丸が3箇所ありますが、
これらはサブウィンドウに表示されるラインから分かる、
マナブ式FXでの逆張りショートのサインが出ている箇所です。

 

もしも、値ごろ感だけで、盲目的にこのサインを信用したら、
全て損切りになっていたでしょう。

 

サインというのは自分で取捨選択しなければいけません。
特にトレンドに逆らった方向へのサインは慎重に見極めなければいけません。

 

マナブ式FXでは買われ過ぎからの反転を狙う逆張りサインの他にも、
ダイバージェンス付きのサインもよく現われてきますが、
それらのサインがトレンド方向とは逆向きのサインだった場合は、
全て無視することも検討した方が良いでしょう。

 

この日の私はこれらのサインは全て無視して、
とにかくトレンド方向へのサインがでるまでひたすら待ち続けました。

 

そして、17時過ぎに青丸で示した箇所で、ようやく買いのサインが出ました。
つまりトレンドに沿った方向へのサインですね。

 

ここでエントリーしても良かったのですが、ちょっと調整の下げ幅が小さかったのが
気になってしまい、ここでのロングエントリーは控えました。
(仮にエントリーしていたら利確できていましたね)

 

その後も待って待って、22時過ぎた段階で
ようやくエントリーポイントが見つかりました。

 

下記のチャートは、同じEURJPYの5分足チャートですが、
時間を少し進ませてあります。
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21時30分からのドラギ総裁会見を受けて、下向きに流れが変わっていきました。
しかし、ほどなくしてその下落も落ち着き、次第に上げ転換してきたところで
ロングのサインが出ましたので、そこでエントリーです。

 

最初の青色矢印がエントリー位置で、次の青色矢印が利確位置です。
利確位置が早くてもったいないと思ってしまいますが、
これはマナブ式FXの商材内に書かれてあるとおりのポイントですので、
一応適切なリミット位置です。

 

リミットを設定せずに利大を追求するのも、もちろん有りですが、
これはその人の方針の違いによりますので、どちらが正解という事でもないです。

 

私はマナブ式FXでエントリーをする時はリミットを設定する派です。
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ちなみに、このEURJPYの反転上昇時には、
EURUSDが直近安値と並ぶ位置まで下げてからの反転上昇を見せていましたので、
そうした動きからも、ここでは上げる確率が高いと判断できるものでした。

 

トレードは待つのが仕事」といいますが、まさにそのとおりだと思います。

 

トレンドに沿った動きになるまで待つ。
根拠のない逆張りを控えて、トレンド方向のみに仕掛けることを意識すれば、
高勝率のマナブ式FXの勝率を更に高めることが出来るでしょう。

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マナブ式FXの手法に、もう1つテクニカル指標を追加し、
そして、メインチャートの条件、及び
サブウィンドウに表示されるオシレータ系の条件を再構築し、
高勝率のサインだけにエントリーできるように、
独自のアレンジを加えたものです。

 

本編に負けないほどの優位性のある手法だと自負していますので、
是非試してみてください。