米雇用統計というと、月に一度の重要イベントであり、
発表後には必ずと言って良いほどレートが急激に動くので、
それを狙って指標発表トレードをするトレーダーは多いですね。

私もFX初心者の頃は、米雇用統計は楽しみにしていて、
ワクワクドキドキしながら、飛び乗り飛び降りトレードを繰り返していましたが、
今となっては、全くやらなくなりました。

マインドを改善し、トレード自体に娯楽性を追求しなくなってからは、
指標発表に対する考え方が変わりました。

米雇用統計に限らず、重要イベントに関しては基本的には避けるようにしており、
以前のようなワクワク感などは全く無く、
逆に、うっとうしくて邪魔だと感じるようになっています。

やはり、乱高下や急騰、急落など、テクニカルが効きにくい状況になりやすく、
デイトレをする際にも、利大を追求するのは難しくなりますね。

特に雇用統計に関しては、誰もが認めるトップレベルの重要イベントですので、
発表の数時間前から各トレーダーの思惑が絡み合い、
時にはほとんど動かなかったり、時にはイレギュラーな動きになったりで、
非常に分かりにくいという印象です。

ちなみに、先週金曜日のロンドン時間以降のUSDJPY1分足における
TURBO FXのシグナルは以下のようになっています。

1分足という事でチャートが長く、2枚に分けてあります。
1枚目
turbofx14040701
2枚目
turbofx14040702
横軸の時間+6時間が日本時間となります。

縦軸の目盛幅は5PIPS程度にしてありますが、見た感じどうでしょうか?
ロンドン時間はほとんど動いていないですね。

たしかにシグナル通りにエントリーすれば、勝ち越す事はできますが、
スプレッドなどを考慮すると、僅かに損失の方が大きくなるでしょう。

FXとは、価格変動の差分を取る事が目的ですので、
値動きがある、ボラティリティがある事がトレードには必須条件
と言えます。

つまり、このような状況では、
何時間も監視した努力に報いるだけの利幅を得る事はできない
という結果になります。

おそらくこの時は、多くのトレーダーが雇用統計を前にして
様子見を決め込んでいる状態でしょう。

そうした状況を把握できずに、ただシグナルに従ってトレードを繰り返していても、
「頑張ったわりには努力が報われないなぁ」
となってしまいます。

私ならこのような状況の時には、たとえ1分足レベルでもトレードは控えます。

なぜならば、5分足チャートのトレンドが明確でないですし、
21:30に向けて予期せぬ動きになる可能性もあるからです。

そして、2枚目のチャートを見て分かる通り、実際の雇用統計発表後には、
乱高下の末、円買いにより下降トレンドが鮮明となっていきましたが、
トレードをしたいなら、こうした状況になってからです。

日本時間の22時過ぎに、雇用統計後の最初のショートのシグナルが出ましたが、
ここで下降トレンドと判断しても良いかもしれませんが、
私は慎重派なので、ここでのシグナルは一旦見送ります。

そして、23時過ぎに2回目のショートのシグナルが出ました。

この段階では、チャート形状的には高値切り下げ、安値切り下げも見られ、
5分足のMA20が上値抵抗線として機能しているようにも見えますので、
先のショートシグナルよりも、更に確率の高いシグナルと言えるでしょう。

私はオレンジ矢印の位置でエントリー、手仕舞いをしました。

その後もショートのシグナルが2回ほど出ており、
方向性が明確になってからのシグナルなので、
そのまま従っていても良かったのですが、
私は24時丁度で監視を終了する事にしているので、
この後のシグナルではエントリーしませんでした。

その他にも、EURUSDとEURJPYで1回ずつショートエントリーしています。

EURUSDの1分足チャート
turbofx14040703
EURJPYの1分足チャート
turbofx14040704
見ての通り、どちらも下降トレンドが明確になってからのエントリーです。

手仕舞い後は、ユーロ買いが起こって急騰していますが、
TURBO FXのエントリー条件に合わなかったようで、
シグナルの出現頻度が落ちていますね。
turbofx14040705
3回のエントリーで約+29PIPSなら、
1分足のスキャルピングとしては上出来と言えるでしょう。

指標発表前の膠着状態を長々とトレードを繰り返すよりも、
発表後のトレンドを数回トレードした方がよっぽど効率的ですよ。

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