売れ筋のFX商材だからといって、値段の高いFX商材だからといって、
全てのトレーダーが必ずプラスの結果を残せるわけではありません。
なぜならば、人はそれぞれ性格、生活スタイルが異なっているからです。
たとえどんな商材の手法やマインドを勉強したとしても、
必ず人によって、努力の差、そしてそれに伴う理解力の差
というものが生じてきます。
1から10まで全て固定のルールの元でのトレードを
推奨している商材ならいざ知らず、
裁量系の商材ならば、必ずどこかしらに裁量判断の余地を残し、
柔軟に対応する能力が求められるはずです。
たとえば、エントリー時にインジケーターの数字がある値以上という事を
必須条件にしているのなら、数字を見れば良いだけですので、
分かりやすいと言えますが、そればかりではありません。
具体的な数字に表す事の出来ない条件等については、
どうしてもトレーダー毎の裁量感覚に依存してしまいます。
特に、“環境認識”と一般的に呼ばれているチャート形状の把握については、
そのチャート図をイメージする“パターン認識能力”が求められます。
このパターン認識能力というものは、経験によって養われる部分であり、
トレーダー全てが同じように認識できるスキルではありません。
たとえば、上昇相場なのか、持合相場なのか、どちらとも言えないような
微妙なチャート形状というものがありますね。
他にも、チャートをマクロで認識する度合いによっては、
上昇トレンドに見えたり、下降トレンドに見えたりする事だってあります。
チャートというのは、どこにフォーカスを当てるのかによって、
いかようにも見えてしまいます。
そしてそのうち、どれが正しいのか、どれが適切なのか、
どれが自分にとって分かりやすいのかは、トレーダー毎に違ってきます。
全てのトレーダーが同じように捉える事は有り得ませんし、
全てのトレーダーが同じように捉える必要性もありません。
しかし、できるだけチャートを見る努力をしていれば、
自分の手法に適した位置に徐々にフォーカスが当たってくるようになるものです。
同じFX商材でも結果が出る人と出ない人に分かれるのは?
商材に書かれているトレード手法を真似れば結果が出る、
というのは、確かにそうなんですが、
その “真似るレベル” というのはトレーダー毎に違ってきます。
上っ面を真似ただけと本質を理解して真似たのとでは、結果が違ってきます。
やはり、結果が出る出ないの違いというのは、
- トレーダーの努力の量、モチベーションの量
- トレーダーの性格と商材の相性
- トレーダーの生活スタイルと商材の相性
などに左右されます。
まず、努力する事を嫌っている人、なるべく楽したいと思っている人は
残念ですが、商材を購入する前から結果が出ないと決まっています。
また、その人の性格と商材との相性が悪い場合も、結果は出にくいでしょう。
例えば、損小利大を目指している人に、
コツコツ利益を重ねていくタイプの商材はやりにくいでしょうし、
ブレイクアウトを勉強したい人に
押目買いや戻り売りをメインにしている商材はやる気が出ないでしょう。
それに、その人の生活スタイルと商材との相性も関係します。
1日2時間しかチャートを見れない生活スタイルの人に
15分足チャートをメインにした商材は使いにくいでしょうし、
逆に、1日ずっとチャートを見ていられるからといって
スキャルピングばかりやっていては必ず疲労がきてしまいます。
しかし、逆の見方を言えば、
人並み以上に努力するつもりで、商材との相性もバッチリならば
結果が出る確率は高くなるでしょう。
私のブログでは、商材との相性を測るための記事をたくさん書いていますので、
是非参考にして欲しいのですが、だからといって、
購入前から
「この商材で勉強すれば勝てる!」
と断定する事はできません。
商材購入というのは、自分に対する投資行動ですので、
投資である以上は成功も失敗もあります。
トレードの場合、優位性のあるエビデンスが揃っていてエントリーしたとしても
結局は損切りとなってしまうケースもあります。
商材の場合も、自分が求めている条件が揃っていると思って購入したとしても
結局は相性が悪かったというケースもあります。
確率に投資するという行為においては、
トレードも商材購入も一緒だと言えるでしょう。
私もこれまで数多くの商材を購入してきましたが、
失敗した、というか、ちょっと使えないなぁーと思った商材も正直ありました。
でもそれは、投資である以上は仕方のない事です。
購入前から「100%勝てる」と分かっていたら、それは投資ではないですからね。
でも、投資する前にできるだけ情報を集めて
失敗を避けるように努力する事は必要です。
その為には、このブログは最適だと思います。
(やばっ!手前みそで終わっちゃった。。。)