前回は、EA PLATINUM TURBO FXの特徴を紹介してきましたが、
今回は、実際の購入、及び実運用にあたっての注意点を書いてみたいと思います。
- 一般販売の予定はなく、PLATINUM TURBO FX購入者のみが新たに購入できる
- ドル円以外の通貨ペアに対しては提供されていない
- 海外の特定FX会社でのみ稼働可能
- VPS(仮想専用サーバ)を利用した方が良いが、、、
一般販売の予定はなく、PLATINUM TURBO FX購入者のみが新たに購入できる
前回の記事でも書きましたが、
EA PLATINUM TURBO FXは今のところ一般に販売する予定はなく、
PLATINUM TURBO FXの購入者だけが、
そのEA(自動売買)版を新たに購入できるようになっています。
価格は5000円となっていますが、そのEAだけを購入する事はできないんですね。
EAというと、MT4に設定して放ったらかしで運用する事をイメージしますが、
実際には放ったらかしで運用してもなかなか利益は上がらないものです。
最低限、相場に合わせて稼働したり止めたりなどして、
そのEA向きの相場状況の時だけ動かすような判断が必要となります。
そしてそれは、EA PLATINUM TURBO FXでも同じです。
このEAで利益を上げるには、ロジックの詳細を理解して、
利益が上げやすい and 上げにくい相場を理解して、
稼働したり止めたりなどの判断を下す必要があります。
そしてその為には、
事前にPLATINUM TURBO FXで学習しておかなければいけません。
PLATINUM TURBO FXでそのシグナルの特徴を理解していない人に
ただEA版を渡しても、正しく運用できない危険性があるんでしょう。
そうした事がないように、
先にPLATINUM TURBO FXで学習した人だけがそのEA版を入手できるようにした、
というように私は解釈しています。
ドル円以外の通貨ペアに対しては提供されていない
PLATINUM TURBO FXのシグナル版では、
USDJPY,EURUSD,EURJPY,GBPJPY,GBPUSDの5つの通貨ペアに対応していますが、
EA版ではそのうちのUSDJPYだけのEAが今回提供される事になりました。
時間足としては、1時間足用、15分足用、5分足用、1分足用の
計4種類のテンプレートが提供されていますので、
実質、4つのEAを稼働させる事ができます。
これ以外の、USDJPYの4時間足用EA、USDJPYの30分足用EA、
更には、別の通貨ペアに適用するEAに関しては、
今のところリリース予定はないそうです。
しかし、ロジックやパラメーターは全て公開されているので、
自分でバックテストやデモ運用などを行って、
期待値の高いパラメーターの組み合わせを見つける事ができた場合は、
他の通貨ペアで運用させても全然構いません。
海外の特定FX会社でのみ稼働可能
EA PLATINUM TURBO FXは、どこのFX会社のMT4でも動かせるのではなく、
ユーザー専用サイト内で紹介されている指定の海外FX会社に口座を開き、
そこのMT4でなければ稼働する事ができないようになっています。
いわゆる “口座縛りのEA” となっているのが残念ですね。
まぁ、市販されているEAの多くは、その販売者が指定した口座でしか稼働できない
口座縛りのEAとなっている現実がありますので、
これに関しては仕方のない面もありますが、
EAを動かすためだけに口座を開き、そこへEA用の資金を入金するのは
ちょっと面倒ですね。
ちなみに指定されている海外のFX会社については、
ここでは非公開にしておきます。
それほどメジャーなFX会社ではないようですが、
ネットで調べてみたところ、悪い評判は無さそうですね。
日本人スタッフによるサポート
顧客の保証金は100%保障
両建て、スキャルピングなども許可
約定拒否無し
追証なし
など、基本的な要件は満たしている会社ですので、
EA PLATINUM TURBO FXの稼働に関しては特に問題はないでしょう。
また、この会社では、無期限のデモアカウントを取得する事ができ、
そして、EA PLATINUM TURBO FXはデモアカウントでも稼働させる事ができるので、
まずは本番稼働の前に、デモでEAの挙動を十分に確認できるのは嬉しいですね。
市販されているEAの中には、デモトレードでの稼働すら認めず、
ライブ口座でしか稼働できないEAもありますので、
そういった面では融通が利いているようです。
VPS(仮想専用サーバ)を利用した方が良いが、、、
EA(自動売買)は24時間稼働させますし、
いつエントリーして、いつ決済するのか、こちらで決める事はできませんので、
基本的にはVPSと呼ばれる自分専用の仮想のパソコンを用意して、
そこにMT4をインストールしてEAを実行するのが一般的です。
(まぁ、自宅のパソコンを24時間つけっぱなしにして
そこでMT4をインストールしてEAを動かしても構わないんですが、
電源を落とす事ができないのは何かと不便ですね)
現時点では、MT4を動かす事に特化したVPS環境を提供している会社は
「お名前.com」と「使えるねっと」
の2社が有名でしょう。
そして、
「お名前.com」における【お名前.com デスクトップクラウド for FX】
または、
「使えるねっと」における【FX専用VPS】
は、共にFXでの自動売買の環境を提供する事を目的としたサービスですので、
設定も簡単で使い勝手も良いでしょう。
EA PLATINUM TURBO FXの専用サイトでも
この2社のサービスをお勧めしています。
ですので、EA PLATINUM TURBO FXを動かすにはVPS環境は必要なんですが、
一部例外もあります。
どういう事かというと、
EA PLATINUM TURBO FXで提供されるEAは、
USDJPYの1時間足用EA、15分足用EA、5分足用EA、1分足用EAの4種類です。
そのうち、1時間足用のEAに関しては、確かにエントリーから決済までに
ローソク足10本以上、つまり10時間以上かかるケースも普通に有り得る為、
自分が寝ている時間にアクションが起こる可能性も頻繁にありますので
VPSで動かす事は必須でしょう。
そして、15分足用のEAに関しても、これまでのシグナルの発生具合を見てみると
深夜の24時をまたぐ事もあるので、やはりVPSで動かした方が安心できるでしょう。
しかし、5分足用EA、1分足用EAに関しては、
ポジションの保有が1時間以内というケースが多いので、
自分が起きている時だけ、
パソコンを起動している時だけ、
トレンドが明確になっている時だけ、
“スポット参戦”という形で、VPS環境ではなく自分のパソコン上で
2時間~5時間程度稼働させる、
というやり方は全然有りです。
EA PLATINUM TURBO FXの専用サイトでも、
「1分足用EAは、ボラティリティーが急激に拡大した相場や、
比較的大きなボラティリティーで方向感がはっきりしている相場では、
1日20回以上のトレードで負けは数回トータル+100pips以上と言う日も
珍しくありません。」
と記述してあり、
「勝てる相場付きの時のみ稼働すれば
効率良く短期間で大きな利を得る事も可能です。」
とあります。
ですので、1分足用EA、5分足用EAに関しては、
VPSで運用せずに、相場状況を自分で判断して、
トレンドが明確になった時だけ自分のパソコンのMT4上で稼働させた方が
VPSで稼働させるよりも、逆に安心してトレードができると思われます。
つまり、
VPS上では1時間足用EA、15分足用EAを設定して24時間稼働させ、
ローカルパソコン上では、5分足用EA、1分足用EAを設定して、
方向感が出ている時だけスポット稼働させる、
というやり方が現実的で良いでしょう。
以上、EA PLATINUM TURBO FXに関する注意点を紹介してきました。
私もVPS環境とローカル環境でEA PLATINUM TURBO FXを設定して
フォワードテストしてみたいと思います。
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