最近の私は、購入者様用の特典群を追加する為に
独自開発のインジケーターを修正・改良したり、
また、自作EA群がドローダウン時期に入ってしまった為に、
その原因を追求、及び修正・改良したりしています。
なので、トレーダーとしての作業よりも
プログラマーとしての作業の方がメインとなっていて、
チャートを見ている時間よりも
メタエディターでコーディングしている時間の方が長くなっています。
ちなみに、メタエディター(MetaEditor)とは、
MT4上で動かすインジケーターやEA(自動売買ソフト)を開発する為のソフトウェア
の事です。
私は会社勤めをしていた時には、
プログラマーだったりシステムエンジニアとして仕事をしていたので、
このようなコーディング作業自体は全然苦ではありませんし、
逆に、自分のトレードアイデアが形になる事が嬉しいので、
会社勤めで好きでもないソフトを開発していた時よりは、
全然楽しくコーディングできてたりします。
正直言って、トレードしている時よりも楽しいですね。
個人的なトレードに関しては、今となってはルーティンワーク化していますので、
それ自体に面白味を感じる事はないですが、
趣味と実益を兼ねたインジケーターやEAの開発は
いろんなアイデアが沸き出てくるので当分楽しめそうです。
そして、自分でインジケーターやEAを開発するようになってから
自分のトレード方針について、
より深く確信を持てるようにマインドが変化していきました。
これに関しては、始めからマインドの変化を狙って
コーディング作業をしていたわけではないので、
思わぬ副産物というか、良い意味での副作用をもたらしてくれる結果となりました。
インジケーター、EA開発によってマインドがより強固なものに
インジケーターやEAを開発する際には、
当然それまでの自分自身のトレード経験だったり
トレードポリシーを反映したものを作成します。
例えば、私の場合なら、ナンピンを否定的に捉えているので、
ナンピンを補助するようなインジケーターを開発したり、
ナンピンを前提としたEAを開発する事はありません。
また、トレンドフォロー戦略に優位性があると思っているので、
逆張りを推奨するようなインジケーターを開発したり、
大きな時間足を無視するようなEAを開発する事もありません。
私はこれまでプライベートで数多くのインジケーターとEAを開発しており、特に、
“トレンドをどのように捉えるか、定義するか”
という部分に力を入れてきましたが、そういった経験を踏まえてみても、やはり、
“大きな時間足に従う事の優位性”
はハッキリしていると言えます。
例えば、5分足という1つの時間軸だけで既存のインジケーターを組み合わせたり、
独自開発のインジケーターを組み合わせたとしても、
長期にわたって安定的に優位性を持たせたトレードルールは構築できないものです。
しかしそこへ、
1時間足レベルのトレンドの方向性を条件に加えたり、
4時間足レベルのトレンドの方向性を条件に加えたり、
更には、
日足レベルのトレンドの方向性までも条件に加えたりすると、
年単位で安定的に右肩上がりの収支曲線を描くトレードルールが
思いのほか簡単に構築できたりします。
「トレンドフォローを心掛けましょう」
「大きな時間軸の流れに沿って仕掛けましょう」
トレードについて勉強していると様々な場面で見かける言葉ね。
私がこれまで積み重ねてきたトレード経験、そして、
毎日取り続けたトレードデータを分析、検証した結果から
これらの言葉は真実であると確信しています。
なので、疑う余地は全く無いのですが、
更にプラスして、
実際に自分の手でトレンドフォロー系のEAをコーディングして
1時間足、4時間足、日足のトレンドがあるときとない時とで
その優位性の違い、成績の違い、収支曲線の違いを見せられると、
いやでもその重要性に気づかされます。
今までは自分でコツコツ貯めてきた手書きの検証データによる自信でしたが、
コーディングして5年分、10年分の客観的な検証データを一気に見せられると、
心の底からトレンドの重要性に納得させられます。
そして改めて、裁量トレードに関しても、
“絶対にトレンド方向にしか仕掛けない”
という意識を自分の中で盤石なものとしてくれます。
先にも書きましたが、
私はマインドの変化を狙って、そしてトレンドフォローへの確信を得る為に
インジケーターやEAの開発をしているわけではないのですが、
結果的には、裁量トレードに必要不可欠なトレンドの重要性というマインドを
より強固なものにしてくれる良い影響を受ける事になりました。