前にちょっとだけ記事にしましたが、
現在、半自動EAの開発に取り掛かっています。
半自動EAとはどういうものなのかというと、
特定の時間帯だけ、特定の相場環境の時だけ稼働させるEA
という意味です。
通常、EA(自動売買)というと、
VPS(仮想専用サーバー)を提供している会社と契約して
そこへローカルPC上からリモート接続して、
EAの設定などを行い、24時間稼働させて運用させますよね。
一旦設定すれば、あとは何もしなくても
24時間放ったらかしで稼働し続けてくれるのが
EA(自動売買)の良いところですが、
だからといって、それで利益が出るとは限りません。
ご存知の方も多いと思いますが、
私はEAで安定的に継続的に利益が出るかについては懐疑的に思っています。
それはなぜかというと、
環境認識の全てをプログラミング化する事は不可能だからです。
膨大な2次元的なチャート形状を全て解析して、
マルチタイムフレーム分析、ダウ理論、
支持線抵抗線、通貨の力関係などの環境認識を
全てロジックに当てはめようとする行為は、あまりにも無理があります。
そこで私はEAに対するアプローチ方法を変えてみました。
どういう事かというと、
環境認識などのプログラミング化する事が難しい部分については
これまで築き上げてきた自分の目で分析を行い、
その上で、分かりやすい上昇トレンド、分かりやすい下降トレンドの時だけ
動かすようなEA、つまり半自動EAを開発すれば良いのでは?
と考えてみました。
更に具体的に言うと、
その日、トレードを開始する段階において、複数の通貨ペアで
日足チャート、4時間足チャート、1時間足チャートで環境認識作業を行い、
分かりやすい上昇トレンド or 下降トレンドの通貨ペアが見つかったら
次に、15分足チャートでチャートパターンを確認し、
エントリーに値すると判断できた通貨ペアに対して
1分足チャート上に半自動EAを設定して、
Only Long または Only Shortで監視終了まで稼働させるようにします。
これなら、VPSの契約も必要なくローカルPC上で稼働できますし、
最も難しい環境認識に関するプログラミングも必要なく、
チャートの監視時間も、より少なくする事ができます。
そして私の場合、リアルトレードでエントリータイミングに利用しているのは
「マーフィーのFX投資術」つまり、スパンモデルのロジックを採用しているので、
それをプログラミング化して半自動EAを開発してみました。
まだ開発途中の段階ですが、
以下のような場面でエントリー、及び決済するようになっています。
EAなので、エントリーや決済時には矢印や破線などで表示してくれてますが、
ちょっと見にくいので、ロングのエントリー、決済ポイントは青丸で、
ショートのエントリー、決済ポイントは赤丸で囲ってあります。
「マーフィーのFX投資術」を既に購入済みの方は
上記のチャートを見れば、どのようなタイミングでエントリーして
どのようなタイミングで決済しているのか、ある程度は見当がつくと思いますが、
一応、自分なりに押目や戻りのタイミングを捉えるようなロジックにしていて、
できるだけ損小利大のトレーディングになるように工夫しています。
上記は、今週の月曜と火曜に稼働させたトレードの一部ですが、
この2日間で合計24回トレードを行って16勝8敗、
合計で+269.4PIPSの獲得となりました。
上記チャートでは1分足だけを取り上げていますが、
もちろんその前段階として、
日足から15分足までの環境認識作業を終えた上で選択した通貨ペアです。
この2日間は日足レベルのトレンドに沿って動いてくれたので、
わりと分かりやすい相場状況でしたし、
その分、トレード回数も多かったですね。
上記の半自動EAは、まだ改良が必要ですが、
上手くいけば、今の私の裁量トレードのスタイルとは別の、
新しいトレードスタイルの形になるのではないかと期待しています。
また、仮に上手くいった場合、
独自特典としてこの半自動EAを追加する事も検討しています。
私こすぎもチャートには必ず表示させているお気に入りの商材です。
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