ドラゴンストラテジーFXのロジックの中には、
マルチタイムフレーム分析も採用されてはいるんですが、
その内容は、個人的にはちょっと弱いというか、頼りない印象を受けます。

そこで、マルチタイムフレーム分析をより強固な形で補完するために
ドラストFX こすぎ流MTF分析ルール
を無償提供しています。

しかし、このルールの中には、通貨の力関係までは含まれていません。

通貨の力関係も考慮して
ドラゴンアローズというエントリーサインを取捨選択すれば、
より勝率が上がる事が期待できますが、
あまりルールを複雑にし過ぎると、
トレーダー自身が消化できなくなる可能性もあります。

通貨の力関係自体は、
ドラゴンストラテジーFXでのトレードには必須ではないので、
そこまで考えても or 考えなくても、どちらでも構わないんですが、
以前、通貨の力関係を把握してのトレードの記事
興味を持って頂いた方が多かったので、
今回はその第2弾のトレードを紹介します。

まず通貨の力関係を把握する

通貨の力関係を把握するためには、私が独自特典として提供している

TYPE-H [こすぎオリジナル手法 MTF通貨の力関係インジケーター]

を利用します。

以下は、昨日の東京時間~NY時間24時までのEURUSDの5分足チャートですが、
サブウィンドウが「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです。
cpb16092801
メインチャートは関係ないので無視してください。

サブウィンドウには、色と太さの異なる8つのラインがありますが、それぞれ、
赤色ラインは、USDの強弱
白色ラインは、JPYの強弱
緑色ラインは、EURの強弱
青色ラインは、GBPの強弱
を表していて、
太線は1時間足の強弱、細線は5分足の強弱
を表しています。

どの時間軸の通貨の強弱を見るべきかは見解が分かれるところですが、
ドラゴンストラテジーFXは5分足を執行時間軸にしていますので、
MTF分析的には、1時間足 or 4時間足の強弱を見るべきでしょう。

今回は、1時間足の通貨の強弱を中心に考えていきます。

そこで太いラインを見ていくと、
東京時間には青色ラインが上方向に、白色ラインが下方向に位置していますね。

つまり、東京時間には1時間足レベルでは
ポンド買い円売りが起こったいたわけです。

その後、ロンドン時間には
各ラインの強弱が交差していて分かりにくくなっています。

そして、NY時間に移行してからは緑色ラインが下方向に位置していて、
青色ライン白色ラインが多少上方向に位置しています。

つまり、NY時間には1時間足レベルでは
ユーロ売りと多少のポンド買い円買いが起こっていたわけです。

ここまで理解してから以下のトレーディングを見てみましょう。

通貨の強弱が明確な通貨ペアでトレード

再確認です。
東京時間はポンド買い円売り
NY時間にはユーロ売りと多少のポンド買い円買いでした。

GBPUSDの5分足チャート
drast16092802
横向き青色矢印が3つありますが、最初がロングエントリーの位置で、
2番目と3番目が分割決済の位置を表しています。

東京時間の14時台に上向き緑色矢印が出現してのロングエントリーですが、
狭いレンジ相場の中、押目の形が理想的でしたので、
とりあえず、直近高値までを狙ってのトレーディングです。

GBPUSDを選択したのは、ポンド買いの流れに乗りたかったからですが、
それほど伸びなかったですね。


AUDJPYの5分足チャート
drast16092803
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。

見ての通り、15時過ぎの上昇トレンド中の初押しを狙ってみましたが、
ドラゴンストラテジーFXの決済条件に当てはまってしまい、
こちらも小幅利確となりました。

AUDJPYを選択したのは、円売りの流れに乗りたかったからですが、
ちょっとトレンド後半っぽかったので、それほど伸びなかったですね。


EURUAUDの5分足チャート
euraud16092804
横向き赤色矢印が2つありますが、
最初がショートエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。

ここからはNY時間でのトレードですが、
戻り売りを仕掛けて、ドラゴンバンドに到着した時点で決済しました。

EURAUDを選択したのは、ユーロ売りの流れに乗りたかったからで、
バッチリ想定通り動いてくれましたが、
その後の動きを見てみると、決済のタイミングが早過ぎましたね。


GBPCADの5分足チャート
drast16090805
横向き青色矢印が2つありますが、
最初がロングエントリーの位置で、次が決済位置を表しています。

ロンドン時間の19時台にも上向き緑色矢印が出現していますが、
ここでロングエントリーしていれば大幅利確でしたね。

この時点ではまだ持合中と思っていましたので、
完全な判断ミスです。

その後、初押しとなって遅まきながらのロングエントリーでしたが、
深夜の24時を回ってしまったので、
直近高値で指値利確して終了となりました。

GBPCADを選択したのは、ポンド買いの流れに乗りたかったからですが、
ほぼ想定通りに動いてくれました。


result16092806
結局この日は4回トレードを行い、合計で+45.2PIPSの獲得となりました。

今回は1時間足の通貨の強弱を基準としましたが、このように、
上位時間時によるベースとなる通貨の強弱の流れと
ドラゴンストラテジーFXのシグナルが一致した場面では
わりと勝率が高くなる傾向にありますね。

そう言えば、以前購入者様から
「USD,JPY,EUR,GBP以外の組合せの通貨の強弱を知りたい」
というメールも頂いたんですが、
なかなか開発作業に入れない状況となっていて申し訳ないです。

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