Dealing FXでは、15分足を執行時間軸にしたデイトレ手法に
紙面のほとんどを割いていますが、
サブとして、スイング手法についても一部言及しています。

Dealing FXでのスイング手法は、
デイトレ手法をそのまま時間軸を大きくしたものではなく、
スイング専用の手法として、別途違うロジックが提供されています。

どのようなロジックなのか、具体的な事は書くことできませんが、

Inside Bar トレード
Pin Bar トレード

という名前が付けられた2つのロジックが提供されています。

トレードについて勉強している方なら、
この名前から想像できると思いますが、
「Inside Bar トレード」とは、「Inside Bar」 つまり、
日本語でいうところの「はらみ足」を利用したトレードです。

「Pin Bar トレード」とは、「Pin Bar」つまり、
日本語でいうところの「上ヒゲ、下ヒゲ」を利用したトレードです。

このようなローソク足の組み合わせや形状というものは、
短期の時間軸ではそれほど明確な傾向は見られないですが、
時間軸が大きくなるほどシグナルとしての有効度は増していきます。

もちろん、上記のローソク足が出現したら
何も考えずにエントリーすれば良いわけではないですよ。

チャートのどの位置で出現したか、
どのタイミングでエントリーすべきか、
どこで利確すべきか、
どこにストップを置くべきか、
など、総合的な判断を踏まえたうえで
期待値>1を実現していかなくてはいけません。

Dealing FXのマニュアル内では
これらも含めてトレードルールが解説されています。

約1ヶ月かけてのスイングトレード

「Inside Bar トレード」も「Pin Bar トレード」も
日足を執行時間軸にしているので
そうそう頻繁にエントリーチャンスがあるわけでもありません。

なので、複数通貨を同時に監視して、
できるだけエントリーチャンスに巡り合えるようにする必要があるでしょう。

以下では5つのトレードを紹介していますが、
この時私は、10個の通貨ペアを同時監視していました。

EURUSDの日足チャート(Inside Bar トレード)
eurusd1d17120301
最初の青色矢印がロングエントリー位置で、
次の青色矢印が決済位置です。

このチャートだけを見ていると、
下降トレンド中をロングしているように見えますが、
実際には週足レベルで上昇トレンドになっており、
その押目買いを狙っています。

タイミング的にはピッタリだったんですが、
ギリギリのところでストップにかかってしまいました。。。

その後の上昇を見ると、、、もったいなかったですね。


GBPUSDの日足チャート(Inside Bar トレード)
gbpusd1d17120302
このトレードでは分割決済を採用しており、
最初の青色矢印がロングエントリー位置で、
2番目と3番目の青色矢印で分割決済しています。

Dealing FXのスイングトレードでは分割決済を基本としているんですが、
そのルールに則っての決済です。

同じく週足レベルの押目買いですが、
2日ほどの保有期間でタイミング良く利確できました。


USDCHFの日足チャート(Pin Bar トレード)
usdchf17120303
このトレードでも分割決済を採用しており、
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、
2番目と3番目の赤色矢印で分割決済しています。

Pin Bar、いわゆる、長い上ヒゲのローソク足が
出現しているのが分かりますが、
それを確認してのショートエントリーでした。

エントリー直後は踏み上げられましたが、
上ヒゲの高値を越えずに下落してくれて、
所定の位置で利確できました。


GBPAUDの日足チャート(Inside Bar トレード)
gbpaud17120304
このトレードでも分割決済を採用しており、
最初の青色矢印がロングエントリー位置で、
2番目と3番目の青色矢印で分割決済しています。

最初の決済は、前回高値付近で、
残りの決済は、赤色ラインへのタッチです。

赤色ラインは週足レベルでのボリンジャーバンドで、
利確の目標値として利用しました。


EURJPYの日足チャート(Pin Bar トレード)
eurjpy1d17120305
最初の青色矢印がロングエントリー位置で、
次の青色矢印が決済位置です。

上記チャートには、あえて引いていませんが、
直近の2ヶ月間ほど、下ヒゲのローソク足が頻発しており、
サポートラインが見えていませんか?

それを確認してのロングエントリーだったんですが、
またしてもギリギリのところでストップにかかってしまい、
損切りとなってしまいました。


result17120306
結局、今回は5回トレードを行って3勝2敗、
分割決済も含めての内訳は以下のようになります。

EURUSDは、-61.3PIPS
GBPUSDは、+89.5PIPS、+170.9PIPS
USDCHFは、+94.1PIPS、+153.3PIPS
GBPAUDは、+208.6PIPS、+344.2PIPS
EURJPYは、-97.3PIPS

これらの分割決済を平均して、
それぞれを合計すると+371.7PIPSの獲得となりました。

Dealing FXでのスイングトレードでは
日足を執行時間軸にしていますが(4時間足でも可)、
日足ほどの大きな時間軸なら、
その分、多くの市場参加者の意識がローソク足に反映されるので、
はらみ足や上ヒゲ、下ヒゲも有効に機能する確率が高まります。

Dealing FXを既に購入済みの方は
今一度、スイングトレードの章を再読して見て下さい。

検証してみる価値はあると思いますよ。

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