Dealing FXのようなデイトレ手法の場合、
重要な経済指標発表の時間帯前後には
トレードを控えるのが一般的です。

なぜなら、
経済指標発表時のレートの動きは予測できないからです。

インサイダー的な情報を知っていれば、
ある程度は予測できるかもしれないですが、
私達のような個人投資家にはそのような情報を
仕入れることは不可能なので、指標発表を跨いだトレードは、
結果的にはギャンブルになってしまう危険性が高くなります。

また、市場は先回りして反応してくる傾向にあるので、
重要な経済指標発表の時間が近づくにつれて
思惑だけで揺り動かしてきますし、
発表が終わった後で相場付きが変化する事も多いです。

よって、重要な経済指標発表時間の前後30分くらいは
様子見にした方が良いでしょう。

このように、時間が決まっている指標発表は対応できますが、
突発的な要人発言や突発的なニュースには、
なかなか対応するのは難しいですね。

ノーポジションの時に何かしらの突発的なニュースが起きて
チャートが荒れてしまったら、
その通貨ペアではトレードしない方が無難です。

しかし、
ポジション保有時に突発的なニュースが起きてしまったら
これはどうしようもないですね。

対処方法としては、
チャートが荒れようが、元からのルール通りに決済する or
危険だと思ったら、含み損益にかからわず一旦決済する
くらいしかないでしょう。

昨日もロンドン時間からDealing FXでチャートを監視していましたが、
突然AUDが急騰、急落し、何が起こったのかと思ったら、
米中貿易合意に関するフェイクニュースによるものでした。

AUDJPYの15分足チャート
audjpy15m18112801
こんな特大上ヒゲが出現してしまったら、
そして、その時点ではフェイクニュースとは断定できず、
この後も荒れる可能性を考えてしまうと、
この日はAUDJPYでのトレードは控えた方が良さそうですね。

その後の流れを見ると、結果的には緩やかな上昇が続き、
Dealing FXのルールでトレードしても利確できたでしょうが、
私ならやめておきます。

トレンドライン割れと支持線割れのショート2つ

昨日のロンドン時間以降にDealing FXでチャート監視です。

メジャーな通貨ペアを一通りDealing FX的なMTF分析をしたところ
EURUSDとGBPUSDがダウントレンドで、且つ、
明確なラインブレイクのチャートパターンになったので
この2つの通貨ペアをトレードしました。


EURUSDの15分足チャート
eurusd15m18112802
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、
次の赤色矢印が決済位置です。

オレンジラインで示したトレンドラインを
下にブレイクしたことで売り目線となり、
ショートのタイミングを計る段階になりましたが、
割と早めにエントリーできましたね。

しかし、エントリー直後に一瞬だけ急騰していますが、
これが、先のフェイクニュースの煽りを受けた動きです。

ポジションを持った後だったので、
私としてはどうすることもできません。

もちろん、リミットとストップは設定してあるので、
ここはDealing FXのルール通りにトレードすると決めて、
そのまま放置しました。
(この動きを見て、AUD関連の通貨ペアはトレード対象外にしました)

結果的にはギリギリストップにかからず、
終盤に何とかリミットまで到着してくれて利確決済です。


GBPUSDの15分足チャート
gbpusd15m18112803
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、
次の赤色矢印が決済位置です。

オレンジラインで示したレンジSRラインの下限を
下にブレイクしたことで売り目線となり、
ショートのタイミングを計る段階になりましたが、
こちらは結構遅めのエントリーになってしまいましたね。

明らかにトレンド後半であり、
ここから直近安値をさらに更新するとも思えなかったので、
その直近安値の少し上にリミットを設定しましたが、
何とか届いてくれて利確決済です。


result18112804
結局この日は2回トレードを行って2勝0敗
合計+42.2PIPSの獲得となりました。

突発的なニュースで自身のポジションが
振らされてしまうケースも時には起こり得ますが、
慌てず対処しましょう。

最低限、ルール通りのストップさえ設定しておけば、
大きな被害を被るわけではないですからね。

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