複数の読者様から
「エントリーした後どうやって過ごしていますか?」
「エントリー後にチャートを見続けますか?」
という似たような質問をいただきましたので、
ここでその回答をシェアしておきます。
まず、私のトレードルールでは、
エントリー後にストップを設定し、
利確に関してはできるだけ利大を目指すために利確指値は設定せず、
その時のチャート形状によって流動的に利確方法を決める方針となっています。
その前提ですが、
私の場合、基本的にエントリー後はチャートを見ていません。
エントリー後にストップを設定し、
さらに、含み益用インジケーターを設定してあとは放置です。
エントリー後の過ごし方としては、
本を読んだり、質問メールへの返答を書いたり、
EA(自動売買)開発のプログラミングをしたり、等々、
その時の状況によっていろんな作業をしています。
チャートに関しては、いつでもアクティブ状態に出来るようにしていますが、
PC上では最小化したり、別作業の裏に隠していたりで、
常に見ているわけではありません。
次にチャートを見る時は、
ストップ付近に設定したインジケーターのアラームが鳴ったり、
含み益用インジケーターのアラームが鳴った時です。
もし、ストップ付近に設定したインジケーターのアラームが鳴ったら
そこでトレードは終了となり、
次のエントリー条件の一致待ちとなります。
もし、含み益用インジケーターのアラームが鳴ったら、
その時点である程度の利大まで到達した事になるので、
そこからは利確用のインジケーターを設定し、
そのアラームが鳴ったらチャートを見て利確するようにします。
これだけです。
まぁ、別作業がひと段落した時の合間に
数分程度、チャートを確認する事もありますが、
それで何かが変わるわけでもないです。
既にすべきことは終わっているんですからね。
(時折、別作業の方に夢中になり過ぎて
現在自分がエントリーしていてポジション保有中なのか or
ノーポジションなのか、分からない時もあったりして、
そんな時もチャートを確認しますが^^;)
なので、正味のチャート凝視時間は
それほど多くはないです。
私の場合、ロンドン時間開始の16時からNY時間の中盤24時までの
約8時間のチャート監視が毎日の仕事ですが、
そのうち、チャートを見ている時間は、
トータルで30分も無いでしょう。
また、エントリー後のチャート確認時間も
おそらくポジション保有時間に対して5%もないでしょう。
例えば、エントリーから決済まで3時間(180分)かかったとして、
そのうち、9分もチャートを見ていないでしょう。
(いや、もっと少ないかも)
私のトレードルールでは、
ストップにかかるまでの価格の推移には興味ないですし、
特定の含み益になるまでの価格の推移にも興味が無いです。
なので、チャートを見続ける必要がないんですね。
しかし中には、チャートを見続けないと心配な人もいます。
なぜチャートを見ているのか自分の心に問いかけてみる
トレードルールは人それぞれですが、
利確と損切の位置設定によって、以下の2つに分類する事ができるでしょう。
- エントリー後、固定で利確と損切り位置を決める
- エントリー後、流動的に利確と損切り位置を変える
トレードルールの優劣はともかく、
チャートを見続ける必要があるかどうか、という点においては、
2番の場合は、その都度、チャートを見る必要があるかもしれませんが、
1番の場合は、全くチャートを見る必要が無いですね。
しかし、1番のトレードルールでさえも、
チャートを見続ける人がいます。
しかし、よく考えてみましょう。
利確と損切りを設定し、
あとはそれらのうちのどちらかに到着してトレードを終わらせるのがトレードルールのはずです。
ならば、利確位置、もしくは、損切り位置へ到着するまで
チャートを眺め続けることに意味はあるでしょうか?
自分の心に問いかけてみて下さい。
「どうしてチャートを見ているんですか?」
「それに意味はありますか?」
「ただ単に心配だから、不安だから、落ち着かないから、
ポジションの損益が気になるから見ているだけではないですか?」
ハッキリ言って、それって時間の無駄ですよね?
そんな意味の無い行為に時間を使うくらいなら、
私のように本を読んだり、
または、検証作業をしたり、
または、FX商材を購入しているならそれを学習した方が
よっぽど有意義だと思うんですがいかがでしょうか。
まぁ、熟練者になれば、チャートを見続けることで
その場の雰囲気とか、流れを読むことにも長けてくるので、
事前に利確と損切りを設定しておきながらも、
その場の裁量判断で、手動で利確 or 損切りするのも有りです。
しかし、自分を律する術を知らない、
マインドが確立されていないうちは、
チャートを見続けるという行為は、心理的には悪影響となり、
ビビりの小幅利確の誘惑に負けたり、
ストップ幅の拡大の誘惑に負けたりするものです。
上記1番のトレードルールならば、
ルール外の余計な事をしないためにも、
エントリー後はチャートを見ない事をお勧めします。
では、上記2番のトレードルールの場合はどうすれば良いのか。
チャート形状により、流動的に利確位置と損切り位置を
その都度、その都度、変えていく場合は、
チャートを頻繁に見なくてはいけないかもしれません。
例えばロングエントリーの場合、
ボリンジャーバンドが収束しだしたら利確、
移動平均線を割ってきたら利確
ボリンジャーバンドの+2σに到着したら利確
RSIが80超えたら利確
等々、
このような利確ルールの場合は、
チャートを見続けて、”その” 時を待つ必要があるでしょう。
もちろん、その時のチャート形状から、
あとどのくらいで利確条件に一致しそうなのか、
だいたい予想もできると思いますので、
ずっとチャートを見続けるのではなく、
これまでの自身のトレード経験から、
ある程度の間隔を持ってチャートを確認する事になりそうです。
または、
もしもインジケーターを自作するくらいの学習意欲があるのなら、
利確条件に一致したらシグナルとアラームで教えてくれる、
損切り条件に一致したらシグナルとアラームで教えてくれる
というインジケーターを自分で開発するのも有りです。
全くプログラミングの知識がない方には敷居が高いと思いますが、
今ではインジケーター作成を学べる書籍も売られているので、
それらで学習してみるのも良いでしょう。
そうすれば、チャート見続ける必要もなくなり、
効率的に時間を使えるようになりますね。
どうしても自分でインジケーター作成が無理なら、
上記の例で挙げたような簡単なものなら、
私が代わりに作成しても良いんですが。。。
有料になりますが。。。