残念ながら、トレードで勝ち組になれるのは、
全体の1~2割程度のトレーダーだけです。
(これが年単位で勝ち続けているトレーダーになると、
 更にその割合は少なくなるでしょう)

では、その1~2割の勝ち組トレーダーは、
他のトレーダーとは異なる何か特別な資質
みたいなものを持っているんでしょうか?

まぁ、中には持って生まれた才能、というか、
何も努力しなくても自然と勝ち続けているトレーダーもいるでしょうが、
そういう人は極々稀です。

勝ち続けているトレーダーのほとんどは、
特別な資質を持っているのではなくて、
人並み以上の努力をしているだけです。

ですが、、、

人並み以上の努力をしていれば
全員が全員、勝てるようになるのかというと、
それはそれで難しい面もあります。

同じ努力の量でも
勝ち組に入れた人と負け組のままの人に分かれるのも事実です。

では、その差はどこから生まれるのか、、、
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トレードに向いていない人の特徴とは?

努力の量以外だと、
やはり、トレードに向いている性格、向いていない性格
みたいなものがあると思います。

そこで、以下では、
私が考えるトレードで失敗する人、
勝ち組に入れない人の性格、性質的な特徴を
5つほど羅列しておきます。

  • 中立的な見方ができない人
  • 値引き品が好きな人
  • 負けず嫌いな人
  • お金大好きな人
  • 自己責任で行動できない人

こんな感じでしょうか。
私自身の経験やこれまで見てきた多くのトレーダーの傾向から
上記のような特徴があると思います。
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中立的な見方ができない人

誰だって多かれ少なかれ偏ったものの見方をしているものですが、
あまりにも偏向過ぎると、トレードには悪影響を及ぼします。

特に、チャート分析をする際に、偏見や思い込みが強いと、
チャートも歪んで見えてきます。

上昇トレンドだと思い込んだら、
どんなチャート形状をしていても上昇トレンドに、
下降トレンドだと思い込んだら、
どんなチャート形状をしていても下降トレンドに
見えてきてしまうんですね。

こうした弊害をなくすためには、
明確なルール作りが必要です。

偏見や思い込みの余地が入らないような
明確なルールです。

例えば、
移動平均線の上に価格があれば上昇トレンド、
移動平均線の下に価格があれば下降トレンド、
というような明確なルールです。

こうすれば、自分勝手にトレンドを判断する可能性は
限りなく低くなりますね。

値引き品が好きな人

日常生活でスーパーなどに買い物に行く時に
「特売品」や「おつとめ品」に目が行ってしまい、
買う予定でなかったのに、つい買ってしまう人って多いですよね。

お買い得感につられて、つい手が出てしまう人は、
トレードで失敗してしまう可能性が高いでしょう。

スーパーだと、
「こんなに安いんだから買わないと損!」
という心理になっているんでしょうが、
それをそのままトレードに当てはめて、
「ここまで下がったんだから買わないと損!」
という心理になっているんでしょう。

いわゆる逆張り指向です。

逆張り指向自体が悪いわけではないですが、
トレンドは継続する傾向があるので、
下がっているなら、その流れに乗った方が良いです。

為替の価格に「お買い得感」は必要ありません。

負けず嫌いな人

人間なら誰だって
「損したくない、負けたくない」
と思うものですが、そうした感情自体が負ける原因でもあります。

負けたくないからといって、
含み損のポジションをダラダラと引き延ばすのは、
それこそ負け組トレーダーの行動パターンです。

自分が考えていたシナリオから外れたら
素直に負けを認めて、致命傷になる前に損切りすべきです。

トレードの最終目標は高勝率ではなくて利益です。

“負けたくない”という感情は
利益の邪魔になる事を理解しましょう。

お金大好きな人

「お金儲けのためにトレードしているんだから、
 トレーダーは全員、お金が好きに決まっているでしょ」

そうです。
トレーダーに限らず、人間ならお金が大好きに決まっています。

しかし、トレードしている最中だけは、
お金のことを考えると上手くいきません。

トレードしている最中は、お金のことを考えるのではなくて
ルールに従うことだけを考えるようにしなければいけません。

トレード初心者の頃は、レートが動くたびに、
現在のポジションの損益が上下に変化する様子を見て
心がドキドキしたものです。

しかしこれは、
チャートに意識が向いているのではなくて
お金に意識が向いている状態ですね。

となると、
「含み益になった!まだ予定していた利確位置ではないけど、
 また含み損に戻るのは嫌だから、ルール外だけど利確しよう」
となりがちです。

トレードしている時だけは、お金を切り離して考えましょう。

自己責任で行動できない人

当たり前のことですが、
自分の行動は全て自分の責任です。

トレードに限らず、この世の中にはいろんな情報が溢れ、
各人がそれぞれの立場で様々な意見を言っています。

そうした意見の中から、どれを捨てどれを取り入れるのか、
その判断を下すのは自分自身です。

にも関わらず、情報に責任を押し付ける人がいます。

トレードに関しても、
ネットニュース、テレビ、SNS、雑誌、メルマガ、ブログ、FX商材、
などなど、
いろんなジャンルから情報を入手できますが、
上手くいかないからといって、
こうした情報に責任を押し付けていては、
いつまでたっても自己成長できないですね。

「良い情報を入手できれば勝てる確率が上がる」
違います。

全ては自己責任だと受け入れ、
努力を続けていけば勝てる確率が上がります。

以上、私が考える勝ち組に入れないトレーダーの特徴5選でした。

ということは、
これらの逆を行けば、勝てるようになるとも言えます。

つまり、
お金に固執せずに、自己責任でありのままを受け入れる人
でしょうか。

成人になってしまうと、性格を変えることは難しいですが、
トレードという場面になった時だけ、
役者のように性格を変えて臨んでいくのも一考です。

普段の私だって、値引き品大好き、お金大好き、
責任なんて取りたくないズボラな性格ですよ。