いざトレード手法を構築しようと思っても、
何から手を付けて良いのか分からない人も多いでしょう。
その場合は、TradeTrainerの公式ユーチューブを参考にしてみてはいかがでしょうか。
公式ユーチューブには移動平均線やストキャスティクスやフィボナッチなど、
様々なインジケーターを使ったトレード手法の検証方法がアップされています。
まずはTradeTrainerの使い方の練習も兼ねて、
これらの検証動画を一通り視聴してみて、
その中から自分にとって取り組みやすそうな、
自分に向いていそうな手法を見つけて
そのまま真似て検証してみることから始めるのも良いでしょう。
最初は単純なロジックによる検証になりますが、
このような検証作業を繰り返し、その結果を分析していくうちに、
自分なりの改良点やアイデアなどが浮かんでくるはずです。
そうした改良点やアイデアなどを手法に組み込むことで
徐々に自分らしい手法へと形作られていくことになります。
ストキャスティクスの手法検証
私は公式ユーチューブの手法検証の動画は全て視聴しました。
どれも手法構築のベースになり得るものだと思いますが、
例えば、以下のストキャスティクスを使った手法検証は、
トレード初心者にも理解できる分かりやすい部類に属するものでしょう。
ストキャスティクスは買われ過ぎ/売られ過ぎを判断する
オシレーター系インジケーターで多くのトレーダーに知られています。
具体的な使い方には、いくつか流派みたいなものがありますが、
この動画では、
１．20％以下の売られ過ぎゾーンでゴールデンクロスが発生
２．直近2つのローソク足が包み足
これらの条件を満たせば買いシグナル
１．80％以上の買われ過ぎゾーンでデッドクロスが発生
２．直近2つのローソク足が包み足
これらの条件を満たせば売りシグナル
となっていて、シグナル発生時には分かりやすいようにチャートに
買いシグナルには赤色矢印が、
売りシグナルには青色矢印が出るようになっています。
この矢印(シグナル)自体はストキャスティクスとは関係なく、
TradeTrainerの販売元である株式会社AIR様が独自に開発したインジケーターですが、
このようにチャート上に矢印で教えてくれると判断しやすいですね。
さて…この動画を視聴してあなたはどのように感じたでしょうか？
実際に自分が検証しているつもりで考えてみてください。
漠然と検証するのではなく、
検証しつつもどうすればより優位性のあるシグナルに変わるのか…
自分なりに考えるんです。
「もっとこうすれば良いのでは？」
「あの条件を付け足せば良いのでは？」
いろんなアイデアが浮かんできませんか？
私なら…
私なら順張りの押目/戻りに利用する
ストキャスティクスは売られ過ぎになったら買い向かう、
買われ過ぎになったら売り向かう逆張り系のインジケーターで、
実際、この動画でも逆張り的にシグナルが出ています。
しかし、私ならこのストキャスティクスを
順張り系のシグナルとして利用するでしょう。
どういう事かというと…
買いの場合なら、単に売られ過ぎたから買うのではなく、
環境認識的により大きな流れを確認して、その流れが上昇トレンドならば、
調整で一旦下がってくる動きをストキャスティクスで捉えて、
押目の位置まで下がったら、そこからの反転上昇を押目買いのシグナルとして利用する。
以下のようなチャートイメージです。
売りの場合なら、単に買われ過ぎたから売るのではなく、
環境認識的により大きな流れを確認して、その流れが下降トレンドならば、
調整で一旦上がってくる動きをストキャスティクスで捉えて、
戻りの位置まで上がったら、そこからの反転下降を戻り売りのシグナルとして利用する。
以下のようなチャートイメージです。
このようにストキャスティクスを利用することで
逆張りのインジケーターではなく、
順張りの押目/戻りを計測するインジケーターに様変わりします。
具体的な条件としては
買いの場合、
１．MA200が継続的に右肩上がりでその上に価格が位置する
２．MA100が継続的に右肩上がりでその上に価格が位置する
３．ダウ理論で高値安値が共に切り上がり
４．ストキャスティクスが20％以下の売られ過ぎゾーンでゴールデンクロスが発生
これらの条件を満たせば買いシグナル
売りの場合、
１．MA200が継続的に右肩下がりでその下に価格が位置する
２．MA100が継続的に右肩下がりでその下に価格が位置する
３．ダウ理論で高値安値が共に切り下がり
１．ストキャスティクスが80％以上の買われ過ぎゾーンでデッドクロスが発生
これらの条件を満たせば売りシグナル
実際に上記の条件でTradeTrainerを使って20回検証トレードを繰り返した結果が以下です。
トータルで14勝6敗、合計584PIPSの獲得、
最初のアイデアにしてはなかなかの好成績でした。
もちろん上記の条件がベストというわけではなく、
ここから更に検証を繰り返して、上記の条件を改良していく必要があります。
検証してみた感想としては、
- できるだけ綺麗なトレンドを形成しているチャートの時にエントリーする
- 押目/戻りは浅い場面は避けて、できるだけ引き付ける
などでしょうか。
このような固定の条件以外の裁量的な感覚は、
検証トレードを何度も繰り返すことで徐々に身に付いてきます。
あなたも自分なりのアイデアを組み込んで
TradeTrainerで検証してみてはいかがでしょうか。
検証を繰り返すことで様々なものが見えてきますよ。
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