「FXオリジナル記事」の記事一覧

ポジションの損益が気になるからチャートを見ているのでは？

複数の読者様から「エントリーした後どうやって過ごしていますか？」「エントリー後にチャートを見続けますか？」というような質問をいただきましたので、ここでその回答をシェアしておきます。

チャートとは人間の喜怒哀楽の集まりであり、"絶え間なく繰り返される欲望と恐怖の痕跡"と言い換えることができます。そして、私たちはその欲望と恐怖に支配されないようにして規律あるトレードを行っていく必要があります。

将棋のプロ棋士である永瀬拓矢王座は"研究の鬼"と呼ばれ、将棋に対するストイックな姿勢から「軍曹」という異名が付けられているほど。そんな永瀬拓矢王座が、以前のインタビューで"努力"に対する見解を述べていました。

手法は高勝率が良いと考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。高勝率がゆえの心理的な弊害が存在します。では、低勝率が良いのかというと、やはりそうとも限りません。高勝率手法のトレーダーの心理と低勝率手法のトレーダーの心理を分析してみます。

対戦ゲームで負けると、悔しくなって勝つまで続けたくなりますね。まぁ、ゲームの世界であればそれで問題になることはありません。しかし、この思考をそのままトレードに持ち込んでしまうと失敗します。