昨日のリスク回避のドル売り、円買いの動きは凄まじかったですね。
EURUSDは1日で350PIPSほどの急騰、
USDJPYにいたっては1日で600PIPSほどの暴落となって
このようなストップを巻き込んだパニック的な動きは久しぶりに見ました。
私が投資というものを始めてから既に10年ほど経ちますが
以前はこのようなセーリングクライマックス的な動きは
年に1,2度くらいは起こっていたと記憶しているんですが、
アベノミクス以降は滅多に見られなくなりましたね。
最近ではスイスフランショックやギリシャ問題などもありましたが、
それらとは違って、不安が不安を呼ぶ展開というか、
恐怖が短時間で雪だるま式に増大するような
市場心理がメインとなった動きというのは久しぶりのような気がします。
なので、昨日はチャートを見ていて、
EURUSDはどこまで上げてしまうのか、USDJPYはどこまで下げてしまうのか、
先が見えない”恐怖“という感覚よりも、
昔を思い出しての”懐かしさ“という感覚の方が個人的には強かったです。
どんな状況でも順張りで臨んでいけますか?
あなたのトレード方針は順張り、トレンドフォローでしょうか。
それとも、逆張り、カウンタートレードでしょうか。
おそらくこのブログを見ていただいてる常連様は
私が順張り派、トレンドフォロー派だと知っているでしょうから、
その多くの方は私と同じ順張り派だと思います。
では、昨日も順張りで臨めたでしょうか?
以下は、昨日のロンドン時間開始直後のEURUSDとUSDJPYの1時間足チャートです。
デイトレをする場合、その日のトレンドを把握する為に
1時間足チャートの状態を確認する事は一般的に行われています。
上記は私が実践トレードで使っているスパンモデルでの1時間足チャートです。
この日もいつも通りロンドン時間からチャート監視を始めたんですが、
監視を始めた時点で、既に一方的なトレンド状態となっていました。
EURUSDは先週の安値から既に400PIPSほども上昇しており、
明らかにトレンド後期で買われ過ぎ状態です。
USDJPYは先週の高値から既に400PIPSほども下落しており、
明らかにトレンド後期で売られ過ぎ状態です。
さあ、今からトレードを行おうと思ってチャートを開いたら
このような状態だった場合、それでもあなたは順張りで臨めますか?
昨日は、自身の順張り、トレンドフォローという方針についての信頼感を
試されているような相場状況でしたね。
「EURUSDがこれだけ上がったんなら、
もうそろそろ逆張りで臨んだ方が利幅が狙えるのでは?」
「USDJPYはさすがに下げ過ぎでしょう。
ここからは短期的な反発を狙った方が確率が高いだろう」
そんな事考えていませんでしたか?
普段は順張り、トレンドフォローで臨んでいるにも関わらず、
これだけの急騰、暴落を目の前に見せられると、
上記のような悪魔のささやき声が心の中で浮かんできて、
逆張りの誘惑に負けてしまった人も多かったのではないでしょうか。
もしも昨日、逆張りでトレードしていたら、
そのほとんどが損切りで終わっていたでしょう。
私がスパンモデルを使ってデイトレをする場合、
どんな状況であっても1時間足の方向性に必ず従うようにしています。
具体的には、1時間足の遅行スパンの陽転、陰転に必ず従うようにしています。
例えば遅行スパンが陽転状態になっているなら、
今がどれだけ急騰中であろうと、ロングしか狙いません。
また、遅行スパンの陽転状態がローソク足10本、20本続いていたとしても、
更には、ローソク足100本、200本と続いている状況だったとしても、
私はロングしか狙いません。
もうそろそろ逆張りで、、、なんて一切思いません。
そうやって方針を決めてしまう事がシンプルで分かりやすいですし、
そして、最も重要な利点として心の迷いがなくなる事が挙げられます。
青色ゾーンからの押目買いトレード
私の別ブログ「FXデイトレ!稼ぐ手法の勉強ブログ」での
昨日のEURUSDのトレード前シナリオは以下のように書いてあります。
ユーロ買いとドル売りの相乗効果で急騰中です。
先ほど多少調整の下落が起きたようですが、
またしても上げ基調に戻りつつあります。あまりにも一方的な上昇なので、
いつ下がるか心配になってしまうかもしれませんが、
私はいつも通りです。そうです、買いしかやりません。いつもの方針通りです。
既に1時間足レベル、4時間足レベルでは先週からの流れを引き継いで
上げ過ぎ、買われ過ぎの状態であり、
最近では見た事のないほどの長い上昇トレンドが継続中でしたが、
私は迷いなく買い方針です。
そして、私のメインの時間軸である15分足チャートをもとに、
以下のようなトレードを行いました。
青色矢印が4つありますが、最初の2つが1回目のロングエントリーと決済の位置、
次の2つが2回目のロングエントリーと決済の位置を表しています。
まず、15時過ぎに青色ゾーン付近まで下げてからの再上昇が
押目買いのポイントである事が分かりますね。
私は16時頃から監視を始めたので、この位置での押目買いはできませんでした。
その後、直近高値から引いたオレンジラインで17時頃に抵抗を受けており、
ここが上値抵抗線となっている事が分かります。
そして、18時過ぎに再び青色ゾーン付近まで下げてからの再上昇を
押目買いロングエントリーです。
しかし、ポジション保有後もオレンジラインで抵抗にあってしまったので、
ここでは一旦小幅利確で終わらせます。
もしも、このままオレンジラインを抜けないで下げに転じるようなら
本日のトレードは終了となる予定でしたが、20時過ぎにようやくブレイク、
これで再びロングエントリーのポイントを探します。
そして21時付近に、先ほど抜けたオレンジラインまでプルバックして下がった事で
このオレンジラインがレジサポ転換している事を確認、
同時に、スパンモデルにおける青色ゾーン付近からの押目買いの位置でもあり、
複数のエビデンスが重なったポイントにより確度の高いエントリーができました。
このように上昇トレンド中の青色ゾーンというのは
押目買いのポイントとしては非常に有効性が高いです。
ではもしもこの時、オレンジラインブレイク後、青色ゾーンまで下がらなくて
そのまま上げ続けていたらどうすれば良いんでしょうか。
簡単です。そのまま見送るだけです。
でも、それでいいんです。
全てのトレンドに乗れる訳ではないと納得して、
自分のルールに則ったトレンドに乗りさえすれば良い
という心構えでいる事が重要です。
まぁ、昨日のような急騰、暴落は年に何度も現れるような現象ではないので
オマケくらいに考えていた方が良いでしょうね。
私こすぎもチャートには必ず表示させているお気に入りの商材です。
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