順張りで仕掛ける場合、
現在、トレンドがどちらを向いているのかを確認しなければいけません。
デイトレをする場合なら、おそらく多くのトレーダーは1時間足チャート以下の
短い時間足を見ながらトレードを行うことになると思いますので、
マルチタイムフレームの観点からは、
やはり1時間足チャート以上のトレンド状態を確認しておきたいですね。
トレンドの定義というものには、決まった正解があるわけではありません。
各情報商材には、それぞれの手法にマッチした形で
トレンドというものが語られており、
トレンドの解釈には、人それぞれいろいろな形式がある事が分かります。
私の場合でも、自分なりのトレンドの定義というものがあります。
過去の記事にはそれについて詳しく述べたこともありましたが、
例えば、先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートを見てみましょう。
黄色いラインが2本引いてあるのが見えますが、
このラインの正体は、ボリンジャーバンドの●●σですね。
●●の部分は秘密ではないのですが、
せっかくなのであえてここでは明示しないでおきます。
私のブログの過去記事に書いてありますので、暇だったら探してみてください。
そして、青色枠と赤色枠を書いておきました。
私のトレンドの定義によると、
青色枠内の時は、上昇トレンド
赤色枠内の時は、下降トレンド、
というように判断しています。
ですので、デイトレをする際には、
レートが青色枠内にあったら買い目線になり、ロングエントリーを考えます。
レートが赤色枠内にあったら売り目線になり、ショートエントリーを考えます。
具体的なエントリーポイントについては、
より小さい時間足で細かくタイミングを計る事になりますが、
方針としては1時間足チャートのトレンドの向きに従うことが基本です。
そしてこれが正解のやり方、唯一の正しいやり方、
というわけでは、もちろんありません。
先に述べたとおり、トレンドの定義には様々なものがあります。
上記では、私のトレンドの定義をご紹介しましたが、
これがスパンモデルという情報商材でトレンドを見てみると、
また違ったようにチャートが見えてきます。
こちらも、先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートです。
(縦軸、横軸の幅は先のチャートと同じにしてあります)
スパンモデルにはいろいろな利用方法があるのですが、
例えば遅行スパンの陽転、陰転が買い優勢、売り優勢という判断基準になります。
それに従うと、
青色枠内の時は、上昇トレンド、
赤色枠内の時は、下降トレンド、
というように判断できます。
私のトレンドの定義と比較すると、
似ている部分もあったり、異なっている部分もあったりで、
それぞれ特徴が出ていますね。
その時その時のチャートの形状によって多少の優劣はあるかもしれませんが、
どちらを用いたとしても、トレンドという大きな流れに逆らったトレードを
してしまう危険性は低く抑えることができますね。
最後にもうひとつ、マナブ式FXで使われているTHVシステムというチャート画面で
先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートを見てみましょう。
(こちらも縦軸、横軸の幅は先のチャートと同じにしてあります)
やはり、青色枠が上昇トレンド、赤色枠が下降トレンドの部分です。
マナブ式FXはサブウィンドウに表示されるオシレータ系のラインで
トレンドを把握しますので、他の情報商材と比較すると、
割と早い段階でトレンド転換を捉えるような設計になっています。
ですので、うまくいけば底から天井までをトレンドと解釈してくれます。
しかしその分、トレンドの切り替えも頻繁ですね。
先の2例と比較すると、
上昇トレンドと下降トレンドが繰り返し出ているのが分かります。
こうした早めのトレンド転換のサインというのは、功を奏する事もあれば、
逆にトレンドに発展せず、持ち合いにつかまってしまうこともありますね。
マナブ式FXでは雲もありますので、
それをトレンドの判断基準に追加するのも面白いと思います。
以上、先週の同じ場面のチャートで比較してみましたが、
用いる手法によって、これだけトレンドの判断基準が異なってくるんですね。
結構興味深いと思いませんか。
トレンドの判断というのは、手法の大きな要素の一部です。
自分にあったトレンドの判定方法を見つけて、
それを信じて使い続けることが大切ですね。