順張りで仕掛ける場合、
現在、トレンドがどちらを向いているのかを確認しなければいけません。

 

デイトレをする場合なら、おそらく多くのトレーダーは1時間足チャート以下の
短い時間足を見ながらトレードを行うことになると思いますので、
マルチタイムフレームの観点からは、
やはり1時間足チャート以上のトレンド状態を確認しておきたいですね。

 

トレンドの定義というものには、決まった正解があるわけではありません。

 

各情報商材には、それぞれの手法にマッチした形で
トレンドというものが語られており、
トレンドの解釈には、人それぞれいろいろな形式がある事が分かります。

 

私の場合でも、自分なりのトレンドの定義というものがあります。

 

過去の記事にはそれについて詳しく述べたこともありましたが、
例えば、先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートを見てみましょう。
fx-chart021701

黄色いラインが2本引いてあるのが見えますが、
このラインの正体は、ボリンジャーバンドの●●σですね。

 

●●の部分は秘密ではないのですが、
せっかくなのであえてここでは明示しないでおきます。
私のブログの過去記事に書いてありますので、暇だったら探してみてください。

 

そして、青色枠赤色枠を書いておきました。
私のトレンドの定義によると、
青色枠内の時は、上昇トレンド
赤色枠内の時は、下降トレンド、
というように判断しています。

 

ですので、デイトレをする際には、
レートが青色枠内にあったら買い目線になり、ロングエントリーを考えます。
レートが赤色枠内にあったら売り目線になり、ショートエントリーを考えます。

 

具体的なエントリーポイントについては、
より小さい時間足で細かくタイミングを計る事になりますが、
方針としては1時間足チャートのトレンドの向きに従うことが基本です。

 

そしてこれが正解のやり方、唯一の正しいやり方、
というわけでは、もちろんありません。

 

先に述べたとおり、トレンドの定義には様々なものがあります。

 

上記では、私のトレンドの定義をご紹介しましたが、
これがスパンモデルという情報商材でトレンドを見てみると、
また違ったようにチャートが見えてきます。

 

こちらも、先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートです。
(縦軸、横軸の幅は先のチャートと同じにしてあります)
fx-chart021702

スパンモデルにはいろいろな利用方法があるのですが、
例えば遅行スパンの陽転、陰転が買い優勢、売り優勢という判断基準になります。

 

それに従うと、
青色枠内の時は、上昇トレンド
赤色枠内の時は、下降トレンド
というように判断できます。

 

私のトレンドの定義と比較すると、
似ている部分もあったり、異なっている部分もあったりで、
それぞれ特徴が出ていますね。

 

その時その時のチャートの形状によって多少の優劣はあるかもしれませんが、
どちらを用いたとしても、トレンドという大きな流れに逆らったトレードを
してしまう危険性は低く抑えることができますね。

 

最後にもうひとつ、マナブ式FXで使われているTHVシステムというチャート画面で
先週一週間分のEURUSDの1時間足チャートを見てみましょう。
(こちらも縦軸、横軸の幅は先のチャートと同じにしてあります)
fx-chart021703

やはり、青色枠が上昇トレンド、赤色枠が下降トレンドの部分です。

 

マナブ式FXはサブウィンドウに表示されるオシレータ系のラインで
トレンドを把握しますので、他の情報商材と比較すると、
割と早い段階でトレンド転換を捉えるような設計になっています。

 

ですので、うまくいけば底から天井までをトレンドと解釈してくれます。
しかしその分、トレンドの切り替えも頻繁ですね。

 

先の2例と比較すると、
上昇トレンドと下降トレンドが繰り返し出ているのが分かります。

 

こうした早めのトレンド転換のサインというのは、功を奏する事もあれば、
逆にトレンドに発展せず、持ち合いにつかまってしまうこともありますね。

 

マナブ式FXでは雲もありますので、
それをトレンドの判断基準に追加するのも面白いと思います。

 

以上、先週の同じ場面のチャートで比較してみましたが、
用いる手法によって、これだけトレンドの判断基準が異なってくるんですね。

 

結構興味深いと思いませんか。

 

トレンドの判断というのは、手法の大きな要素の一部です。
自分にあったトレンドの判定方法を見つけて、
それを信じて使い続けることが大切ですね。