マルチタイムフレーム(MTF)分析の観点から、
今週のポンドドルのシナリオを考えてみましょう。
日足は週に5本生成されます。
4時間足は週に約30本生成されます。
1時間足は週に約120本生成されます。
遠い未来のシナリオは立てる事はできませんが、
現時点のチャートパターン、及びボリンジャーバンドから、
分かる範囲での今週分の
日足5本分の可能性のあるシナリオ
4時間足30本分の可能性のあるシナリオ、
1時間足120本分の可能性のあるシナリオを
立ててみましたので参考にしてください。
ポンドドル日足チャート
僅かに先が細くなっている上昇ウェッジのチャートパターンになっています。
上記のチャートでは上値抵抗線は、途中にヒゲの部分を切って引いており、
このあたりはトレーダー毎に微妙に引き方は違ってきそうですが、
下値支持線に関しては、おそらく似たようなラインを引くことになるでしょう。
この下値支持線は去年の8月下旬に付けた安値から引いており、
長期間機能しているラインです。
直近ではこのラインに到達した後に反発上昇する気配も見せていますね。
ボリンジャーバンドは横向きで、ミドルラインよりも下に位置しているので、
短期的な日足の見方では、それほど強気にはなれないですが、
ここはオレンジラインの下値支持線を背にしてのロングを指向していきたいですね。
目標値はボリンジャーバンドの+2σあたりか、
もしくは、上値抵抗線のオレンジラインあたりです。
逆に、オレンジライン割れ、もしくは、
2営業日前に付けた直近安値を割れるようなら
ショート指向に切り替えていきたいです。
ポンドドル4時間足チャート
オレンジラインのような下降チャネルラインが引けます。
しかし、上値抵抗線に関しては、こちらも上ヒゲを含めるかどうかで
微妙にラインの位置が違ってきますね。
最新レートでは、その上値抵抗線をブレイクしたようにも見えますが、
まだハッキリしないでしょうか。
ボリンジャーバンドは縮小傾向となっており、
もしかしたら持合に移行する可能性もありそうです。
■4時間足メインのトレードの場合
大きな時間足である日足でロング指向と判断したなら、
日足の下値支持線を割れるまでは、もしくは、直近安値を割れるまでは、
買い目線で見ていきたいです。
具体的なエントリーポイントとしては、
上値抵抗線のブレイク、+1σ越え、などでしょうか。
一旦下げた場合でも、直近安値を下回らず、
-2σ付近で反転上昇してきたらロングできそうです。
ポンドドル1時間足チャート
ボリンジャーバンドが短いスクイーズからエクスパンションに発展、
MA21上にレートが位置していて上昇トレンドの最中です。
最新レートでは+1σを僅かに割れたようにも見え、
一旦は上昇トレンド終了かもしれませんが、
方向性としては上方向が有利と言えるでしょう。
■1時間足メインのトレードの場合
大きな時間足である4時間足が上値抵抗線上で推移しているなら
買い目線で見ていきたいです。
具体的なエントリーポイントとしては、
オレンジラインで引いた右肩上がりの下値支持線付近からの反発買い、
または、赤色ラインで引いた水平の下値支持線付近からの反発買いでしょうか。
逆に、赤色ラインを割れてきたら売り目線に変更した方が良いでしょう。
その際の目標位置は直近の安値まで。
なぜなら、日足の下値支持線が効いてくる可能性もあるので、
売りに関しては、利大を追求するせずに、
一旦、直近安値到着で利確した方が賢明だと思えるからです。