「マーフィーのスパンモデルFXプレミアム」は基本的には順張り用の商材ですので、
まずは、大きな時間足のチャート形状を分析して
現在がトレンド状態になっている事を確認しなければいけません。
デイトレの場合の大きな時間足というと、1時間足が一般的でしょう。
ですので、1時間足が
上昇トレンドなら買い方針で臨みますし、
下降トレンドなら売り方針で臨みますし、
持合状態なら様子見となります。
そしてそのトレンド判断、基調判断に用いる手段のひとつが遅行スパンとなります。
つまり、
遅行スパンが陽転していれば、
現在の相場は買い基調でありロングだけを狙う局面です。
そして、
遅行スパンが陰転していれば、
現在の相場は売り基調でありショートだけを狙う局面です。
そして、
遅行スパンがローソク足に絡んでいれば、
現在の相場は持合状態でありエントリーは控える局面です。
それを踏まえて、直近のEURJPYの1時間足チャートを見てみましょう。
スーパーボリンジャーで昨日まで5営業日分のチャートを表示させています。
チャート内には、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠は遅行スパンが陽転している状態であり、ロングだけを狙う局面
赤色枠は遅行スパンが陰転している状態であり、ショートだけを狙う局面です。
どうでしょうか。直近の動きとしては、
持合⇒上昇トレンド⇒持合⇒下降トレンド
と推移していますが、遅行スパンの陽転・陰転を見ているだけでも、
持合を避けて、常に有利な方向へ仕掛ける事ができると分かるはずです。
具体的な仕掛けのタイミングについては、
5分足のスパンモデルなどを利用する事になりますが、
その前に、1時間足チャートでトレンド状態、基調判断をしておけば、
その日の方針が立てやすく、方向性を間違える事も少ないでしょう。
しかし、このチャートは、どちらかというと、
分かりやすい部類の形状だといえますね。
ですので、
「説明の為に都合の良いチャート形状の通貨ペアを載せたのでは?」
と思われたくないので、もう一つ、
トレンド把握が分かりにくいチャートも載せておきましょう。
レンジ相場と認識したら
以下は、直近のEURUSDの1時間足チャートです。
同じくスーパーボリンジャーで昨日までの直近5営業日分のチャートで、
縦軸の目盛幅も先のチャートと同じく20PIPSに合わせてあります。
昨日のECB理事会以降の乱高下は除くとして、
それ以前は、明らかにレンジ相場となっていますね。
上下幅65PIPS程度の狭い値動きの範囲内に収まっていて、
デイトレで順張り方針で臨むには、明らかに向いていないチャート形状です。
チャート内には、青色枠と赤色枠がありますが、
青色枠は遅行スパンが陽転している状態であり、ロングだけを狙う局面
赤色枠は遅行スパンが陰転している状態であり、ショートだけを狙う局面です。
先のEURJPYのチャートと比較すると、
遅行スパンの入れ替わりがレンジ内で交互に起きていて、
トレンドも短期間で終わっています。
このようなチャートの場合で
5分足のスパンモデルでエントリーのタイミングを計ると、
エントリー後、すぐにトレンド転換して損切りで終わる、もしくは
エントリー後、それほど利益が伸びずに小幅利確で終わる、もしくは
エントリーのタイミングなく、見送りで終わる、
というケースが多いでしょう。
「マーフィーのスパンモデルFXプレミアム」はトレンド用の商材ですので、
レンジの幅にもよりますが、このようなチャート形状の時には
小幅な利益と損切で “凌いで” いかなければいけません。
このチャートのように、レンジ相場の時に遅行スパンだけに従っていると、
うまくいかない場合もありますが、
別の見方をすれば、
レンジ相場だと認識できればトレード対象の通貨ペアから外せばよいだけ
ともいえます。
先のEURUSDについても、
31日に日付が変わった時の最初の青色枠で、レンジ上限で抵抗にあい、
次の3日の赤色枠で、レンジ下限で支持された段階で
この通貨ペアはレンジ相場だと認識できるはずです。
そのように認識できれば、
レンジをブレイクするまで、トレンドが発生するまで、
この通貨ペアをトレード対象から外せばよいわけです。
レンジ相場と認識するまでの間の損切りトレードは必要経費です。
それは仕方のない事です。
こちらの記事にも書きましたが、
今がレンジ相場と認識するまでには、ある程度のタイムラグが発生します。
・遅行スパンの状態が分かりやすい通貨ペアを選ぶ
・遅行スパンが絡み出し、レンジ相場に移行したらトレード対象から外す
・トレンド相場からレンジ相場へ移行した時の損切りトレードは必要経費
こうして遅行スパンが明確なトレンド状態の通貨ペアだけを
常にトレード対象としていれば、トータルでプラスになるはずです。
私こすぎもチャートには必ず表示させているお気に入りの商材です。
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