スパンモデルに関わらず、どんな情報商材の手法であっても、
私は1分足をメインのチャートにすることには、あまり賛成しません。
時間軸を短くするにつれて、ノイズが大きくなり、今の動きが単なるブレなのか、
それとも、トレンドなのかが分かりづらくなるからです。
それに加えて、短い時間足チャートばかりを見続けていると、
相場の動きを微視的に捉えてしまう癖がついてしまい、
大局観的な判断を下す妨げにもなってしまいます。
また、ポジポジ病を誘発することにもなりかねません。
そういったことから、1分足の使用には十分に注意が必要なのですが、
だからといって全く使ってはいけないというわけでもありません。
時と場合によっては十分に利用価値があります。
特にスパンモデルの1分足に関しては、
雲という存在がトレンドの継続を表してくれて、
場合によっては、1分足にも関わらず結構長く続いてくれる事があります。
ですので、トレンド状態が明確になったのなら、
1分足スパンモデルにチャートを切り替えて、
その流れに追随するという手法は有りだと思っています。
例えば最近では、ドラギECB総裁の会見時での動きがそうですね。
下記は、2/7の22:30付近からのドラギ総裁会見時のEURUSDの1分足の動きです。
トレンドが長く続きすぎた為に、仕方なくローソク足1本1本が見えないくらい、
横軸を狭くしています。
22:30時点ではあまり動きが無かったですが、
会見の内容が明らかになるにつれて、下方向へ動き出しました。
チャートを見て分かるとおり、
赤色スパンがきれいに上値抵抗線的な働きをしていますね。
戻り売りを仕掛けるタイミングをうまく提供してくれています。
このような場合は、遅行スパンが陽転するまで、そして青色スパンに変わるまで
ずっと売り方針で見ていけば、方向性を間違えることはありません。
しかし、こんなきれいなトレンドばかりではありません。
多少いびつなトレンドになってしまうこともあります。
例えば最近では、麻生財務相の発言時の動きがそうですね。
下記は、2/8の麻生財務相の発言がニュースに出た時のEURJPYの1分足の動きです。
こちらも下降トレンドですが、先のドラギ総裁会見時のチャートと比較すると、
それほどきれいな下降トレンドとはいえないですね。
途中気になるポイントが幾つかあります。
17:00過ぎたあたりで遅行スパンが陽転し、
赤色スパンを上抜ける動きを見せています。
これを見て、トレンド転換と判断するのか、
それとも青色スパンに転換するまで我慢するのか、迷う場面です。
それからその直後、再度急落し、
再び遅行スパンが陰転し、赤色スパンを下抜けています。
これを見て、またショートを仕掛けるべきなのか、
それとも見送るのか、迷う場面です。
スパンモデルの1分足チャートは動いてくれさえすれば、
利益になる可能性が高いです。
このチャートでも、判断が難しい場面は有るものの、
スパンモデルの基本どおりにエントリーとクローズを繰り返していれば、
利益になっているはずです。
マーフィーさんも、大きく動いている時には
1分足のスパンモデルを使うことを推奨していますが、
あくまでも動いている時限定で使うべきですね。
間違っても下記のような時に1分足チャートを使わないで下さいね。
私こすぎもチャートに必ず表示させているお気に入りの情報商材です。
→マーフィーの最強スパンモデル詳細レビューへ