中国政府が株価対策をしたことで一時的に下落が収まっていた上海株式市場ですが、
ここ数日、再び下げてきていますね。
それによって市場全体がリスク回避的な動きに傾斜しつつあるようで、
AUDは売られやすく、JPYが買われやすい状況になっています。
もうしばらくは、上海株式市場の動向に左右される展開が続きそうです。
昨日も、上海株式市場が大幅安となり、リスク回避の動きが優勢となりましたが、
各通貨ペアの1時間足、4時間足、日足を確認して、Dealing FX的に方向性が明確で、
尚且つ、トレードタイミングが近そうな通貨ペアとして
GBPJPYとAUDUSDをトレード対象としました。
エントリー条件に一致しているか微妙なケース
Dealing FXでは、そのマニュアルの中でエントリーまでの手順が
具体的に記されているんですが、
実際のチャートではそのとおりに綺麗に動いてくれない場合もありますね。
Dealing FXにおけるエントリー手順の中には、
“オシレーター系のインジケーターの数字が●●になったら”
というような定量的な条件というものはなく、
トレンドラインとの位置関係、ボリンジャーバンドとの位置関係といった
定性的な条件が多いので、チャート形状によっては、
微妙な判断を求められるケースもあります。
これに関しては、ある意味仕方のない面があって、
決して同じ形状を再現しないチャートという世界においては、
エントリー条件に一致しているか、もしくは、一致いないか、
「見た感じは微妙だなぁ~」
と思ってしまう事は何度となく経験します。
Dealing FXでは、そのような判断に迷うケースをできるだけ少なくするために、
PDFのマニュアル内には数多くの例題を載せていますし、
また、専用サイトには動画での解説もありますし、
更には、不定期に送られてくる「購入者通信」メールでは、
直近相場における相場分析動画を視聴できるようになっています。
これらによって、環境認識力を身につけていくんですが、
もちろん全ての状況をカバーできるわけではありません。
今見ているチャートは常に唯一無二ですからね。
GBPJPY15分足チャート
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、次の赤色矢印が決済位置です。
(横軸はサーバ時間で、+6時間で日本時間になります)
1時間足、4時間足、日足のチャート形状からこの日はダウントレンドと判断し、
売り場を探していました。
そして、ボリンジャーバンドの中心線付近まで戻ってからの再下降をショートです。
Dealing FXのエントリールールの中には、このような
“ボリンジャーバンドの中心線からの戻り売り”
という事は書かれてはいるんですが、メインシナリオというわけではなく、
どちらかというとサブ的な扱いとなっています。
このチャートに関しては、ボリンジャーバンドの中心線と戻った時のレートが
Dealing FXのエントリールール的には微妙な位置関係でしたが、
それまでのチャートの流れが高値切り下げ、安値切り下げとなっていて、
リスクリワード比も1以上を設定できる状況だったので、
エントリーする事にしました。
結果的には、直近安値付近まで下がってくれて利確位置まで到達してくれました。
AUDUSD15分足チャート
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、次の赤色矢印が決済位置です。
1時間足、4時間足、日足のチャート形状からこの日はダウントレンドと判断し、
売り場を探していました。
こちらのエントリー位置に関しては、さすがに中途半端ですね。
本来ならボリンジャーバンドの+2σからの反転を確認しなければいけないんですが、
このチャートではギリギリ+2σに到達していません。
個人的には許容範囲内という認識でのエントリーだったんですが、
あとからチャート形状を確認してみると、ちょっと無理っぽい感じですね。
リスクリワード比が1以上をギリギリ確保できる状況で上ヒゲ陰線が出現した為、
「このまま下げてしまってはエントリーできなくなる」
と思ってしまい、早めにエントリーしてしまった事が裏目に出た感じですね。
エントリー後は横ばいとなりましたが、途中からドル売りによる上昇が優勢となり、
ストップにかかって損切りという結果となりました。
この日は2回トレードを行って、合計+19PIPSとなりました。
今回は、ライン際の判断が難しい2つのトレードを紹介しました。
ラインに1PIPSでも到達していればOKで、1PIPSでも到達していなればNG、
というガチガチのルールの元でのトレードでも構いませんが、
個人的には、柔軟に対応した方がやり易く感じます。
最も重要なのは、そこではないですからね。
支持線、抵抗線、トレンドライン見えていますか?
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