トレードしている人の生活環境はそれぞれ違っていますので、
まずは自分の環境に適したトレード方法を選択していく必要があります。

私も社会人の時に経験した事がありますが、
自分の生活スタイルをトレードする事へ強引に合わせてしまっても
それでは長続きしない可能性が高いでしょう。

例えば、学生さんなら学校から帰宅後、試験などが無ければ
夕方以降みっちりとパソコンに向かい合って、
5分足や1分足でガンガントレードする事もできるでしょう。

しかし、主婦の方だと家事や育児の合間にトレードする事になり、
自分の意思とは関係なくパソコンから離れなければいけない事情もあるでしょう。

なので、あまり頻繁にトレードを繰り返すわけにもいかないので、
1時間足チャートくらいでトレードするのが良いのかもしれませんね。

社会人だと業種によっては仕事中にスマホなどで
チャートを定期的にチェックできる場合もあるでしょう。

しかし、打ち合わせや会議などに参加しつつ、通常の仕事もやりつつ、
毎日1時間間隔でチャートを見てトレードするのは、
あまり現実的ではないと想像できます。

そうなると、もう少し楽な4時間間隔でチャートをチェックする
4時間足メインの手法なら仕事中でもできるでしょうか。

まぁ、おそらく最も現実的なのは、
仕事から帰宅してから就寝するまでの時間でトレードする事でしょう。
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Dealing FXで最低限必要なトレード時間は

おそらく社会人や主婦の方で副業としてトレードをやっていこうと思っている人が
多いと思いますが、そのような方から

Dealing FXでのトレードは私の生活スタイルに合っているでしょうか?

という質問メールを頂く事があります。

その場合、私はその人のトレードに充てる時間がどのくらいあるのかを
確認するようにしています。

なぜかというと、
Dealing FXは15分足をメインチャートにしていて、
尚且つ、エントリー厳選タイプのトレード手法なので、
あまりトレードに充てる時間が少ないと、
監視中にエントリーチャンスに巡り合えない可能性が高くなってしまうからです。

例えば、仕事から帰宅後、2時間しかトレード時間が取れないと、
15分足チャートだとその間には新しいローソク足が8本しか生成されません。

となると、その8本のうちでDealing FXのマニュアルに載っているような
エントリータイミングに出会う確率はかなり低くなってしまいます。

まぁ、監視通貨ペアを増やす事である程度は解消されますが、
2時間では満足いくほどのトレード回数をこなす事はできないでしょう。

下手すると、チャンスが少ないからルールを緩めて、歪曲して
エントリーしてしまう危険性もあります。

私がDealing FXでトレードする時には5つの通貨ペアを同時にチェックし
夕方の16時から深夜の24時までの8時間監視しているんですが、
その場合のエントリー回数は約2~3回となる場合が多いです。

なので、個人的な感覚ではDealing FXでトレードするなら
最低でも4時間ほどの監視時間が欲しいですね。

4時間なら私の経験上、エントリー回数は約1~1.5回ほどでしょうか。

もしも、エントリーした後に監視時間を終えてしまったら、
そのままストップとリミットを設定してパソコンを閉じても問題はないです。
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Dealing FXは時間軸を変更しても大丈夫?

では、毎日2時間以下しかトレードに充てる時間が確保できないほど忙しい人は
Dealing FXでトレードできないのかというと、そういうわけでもありません。

Dealing FXのメインの時間足は15分足ですが、
その時間軸を変更する事でトレードできるようになります。

しかし、ここで “時間軸を変更する” と聞くと、
15分足から5分足へ、もしくは1分足というように、より短い時間軸に変更して、
ローソク足の生成を増やす事でトレードチャンスを増やそうと考えてしまいますが、
Dealing FXの著者である塚田氏は、時間軸を短くして使う事を薦めていません。

なぜなら、時間軸を短くすると、
Dealing FXの肝であるサポートライン、レジスタンスライン、トレンドラインなどの
ラインの有効性が減少してしまうからです。

一般的に言うと、
ラインというのは多くの人に認識されるほどその有効性は増していきます。

そして、大きな時間足のラインは多くのトレーダーに常に意識されていますが、
5分足レベル、ましてや1分足レベルのラインというのはほとんど見られていません。

ですので、5分足、1分足のサポートライン、レジスタンスライン付近での攻防も
それほど明確な挙動を示すものでもありません。

なので、時間軸を短くしてDealing FXを利用しても
結果はそれほど期待したほどではなくなってしまうかもしれません。
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しかし、時間軸を大きくして利用する分には全く問題はないです。

逆に、時間軸を大きくした方がラインの有効性が増して
成績が良くなる可能性が高くなると思われます。

ですので、まとまった時間が2,3時間しか取れない社会人や主婦の方は
その時間内でトレードを完結させるというのではなくて、
逆の発想で、メインの時間足を1時間や4時間足にして
Dealing FXを用いるのも検討する価値はあります。

Dealing FXの基本スタイルは、15分足をメインチャートにして、
1時間足、4時間足、日足のトレンドから仕掛ける方向を決めていきます。

それを、
1時間足をメインチャートにして、
4時間足、日足、週足のトレンドから仕掛ける方向を決める。

もしくは、
4時間足をメインチャートにして、
日足、週足、月足のトレンドから仕掛ける方向を決める。

というように利用する事がお勧めです。

Dealing FXでは一旦ポジションを持ったら、うまくトレンドに乗れた場合、
ローソク足10~20本くらいキープする事もあります。

となると、
1時間足がメインだと、1日弱ほどポジションをキープする事になるので、
週足の方向性まで分析対象とするのは適切な判断でしょう。
同様に、
4時間足がメインだと、3日ほどポジションをキープする事になるので、
月足の方向性まで分析対象とするのも適切な判断といえるでしょう。

商材によっては時間軸を変えてしまうと、
その手法のルール自体も変わってしまうケースもありますが、
Dealing FXではそのような事もありません。

仕事の合間、家事の合間に、1時間毎に、もしくは4時間毎にチャートをチェックして
トレードするのなら無理なくできるという生活スタイルの人も多いでしょう。

そのような方は是非時間軸を大きくして利用してみて下さい。

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