Dealing FXでトレードする際にはファンダメンタルは原則無視して構いません。

スイングという数日間ポジションを保有する可能性のあるトレードスタイルならば、
ファンダメンタルを考慮して有利な方向のみへポジションを取る
という戦略は有り得ます。

しかし、Dealing FXは基本的にはデイトレで臨んでいきますので、
長くても数時間しかポジションを保有しないスタイルの場合は、
余計なファンダメンタル的な知識は、
逆にトレードの妨げになってしまう危険性
もあります。

一応、経済動向やニュース等はある程度チェックしておいた方が良いと思いますが、
それを自身のトレードに持ち込むのは難しい面もありますね。

しかし、最近は重要イベントによって中長期的なファンダメンタルに
変化が起きてきた可能性もあり、それに伴って、
市場参加者の思惑や相場観にも変化が表れてきたかもしれませんので、
ちょっと気になるところでもあります。

特に先週のECB理事会では、市場が期待した以上の追加緩和策を
発表する事ができなかった為に、溜まりに溜まったユーロのショートポジションが
一気に巻き戻されて急激なユーロの買い戻しが起きましたね。

ファンダメンタルの変化はすぐにチャートに織り込まれていきますが、
これだけ大きく買い戻されると、
当然市場参加者の相場観にも変化をもたらしている事になり、
今後のユーロの挙動を推し量るのは難しくなってきたといえるでしょう。

まだまだユーロの買い戻しが継続するのか、、、
それとも、あまりにも急激に買い戻されたので、一旦は売り直されるのか、、、

先に書きましたが、
まさに余計なファンダメンタル的な知識がトレードの妨げにならないように
注意しなければいけませんね。

ユーロ関連の通貨ペアは手が出しにくいが、、、

以上の事から、
週明け早々はユーロ関連の通貨ペアは手が出しにくいと考えてしまいますが、
Dealing FX的にはファンダメンタルは原則無視となっていますので、
一応頭の片隅にユーロの状況を置きつつも、
ルールに則ってトレードする事にします。

EURJPY15分足チャート(7日の月曜日)
eurjpy15m15120801
最初の青色矢印がロングエントリー位置で、次の青色矢印が決済位置です。
(横軸は日本時間表記となっています)

1時間足、4時間足、日足のチャート形状から、
この日のEURJPYはアップトレンドと判断し、
買いのみを狙う状況となっていました。

そして、チャート上に引いたオレンジライン
Dealing FXのマニュアル通りのサポートラインですね。

もしもこの日、ユーロが続伸するようなら買い場は無かったかもしれませんが、
ロンドン時間はユーロが売り直される展開となり、
オレンジラインまでレートが下がってくれました。

そこで、青色矢印のように
支持線からの反発上昇を狙った逆張り的なトレードを行いました。

エントリー後は一旦オレンジラインを割ってしまい、
直近安値も僅かに更新しているのが分かりますが、
何とかストップにヒットしないで反転上昇してくれました。

もしも、もう少しストップの位置を狭くしていたら
ストップにヒットして損切りとなってしまったかもしれませんので、
この辺の裁量感覚は難しいですね。


AUDUSD15分足チャート
audusd15m15120802
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、次の赤色矢印が決済位置です。

1時間足、4時間足、日足のチャート形状から、
この日のAUDUSDはダウントレンドと判断し、
売りのみを狙う状況となっていました。

そして、上記チャートにはあえて引いていませんが、
ロンドン時間にトレンドラインをブレイクしており、
下降トレンドが明確となってから、
赤色矢印のように戻り売りを狙った順張りトレードを行いました。

それと念のために、0.7300という数字的な節目も気になったので、
それを割れたのを確認してエントリーしています。

このトレードは時間がかかる事もなく、すんなりと利確まで到着してくれましたね。


GBPUSD15分足チャート
gbpusd15m15120803
最初の赤色矢印がショートエントリー位置で、次の赤色矢印が決済位置です。

1時間足、4時間足、日足のチャート形状から、
この日のAUDUSDはダウントレンドと判断し、
売りのみを狙う状況となっていました。

そして、チャート上に引いたオレンジライン
Dealing FXのマニュアル通りのサポートラインですが、
ロンドン時間にブレイクしてからは、一旦このラインまで戻っており、
いわゆるサポレジ転換を確認した形となっています。

このようなラインアクションをしてくれるとエントリーもしやすいですね。

赤色矢印のように戻り売りを狙った順張りトレードを行い、
直近安値付近まで問題なく到達して利確終了となりました。


result15120804
結局この日は3回トレードを行って3勝0敗、合計+38.7PIPSの獲得となりました。

この中で、EURJPYのトレードについては、
ファンダメンタル的な変化が見られる状況でもあり、
また、逆張り的なエントリーだった事もあり、
少し慎重に見ていった感もあったでしょう。

そして、残り2つのドルストレートのトレードについては、
どちらもドル買い方面へ仕掛けており、
現在のファンダメンタル方向と一致していたので、割と安心感がありました。

ファンダメンタルによってルールを曲げてしまってはいけませんが、
人間ですから心理的な差が出てしまうのは仕方ない面もありますね。

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