PLATINUM TURBO FXは5分足チャート、もしくは1分足チャートをメインとした
スキャルピング系の手法ですが、だからといって
その時間軸だけを見ていてトレードしていては、高勝率は望めません。
大きな流れを把握して、その流れの中の1波動分を切り取るようなイメージ
でトレードした方が良いでしょう。
では、大きな流れとしてどのくらいの時間軸を見ておけば良いのか。。。
もちろんこれには正解というものはありませんが、
PLATINUM TURBO FXのユーザサイトに書かれている内容、
そして、私がPLATINUM TURBO FXでチャートを見てきた経験から判断すると、
少なくとも1時間足チャートの流れくらいまでは把握しておきたいですね。
これは、単に1時間足レベルの方向性という意味だけではなく、
1時間足レベルのサポートライン、レジスタンスラインも把握しておけば、
余計な損切りトレードを避ける事ができる、という意味も含んでいます。
その1つの例として、
先週金曜日のEURJPYとEURUSDの1時間足の状況を見てみましょう。
この日はNY時間に米雇用統計の発表があって、
それによってチャートは上下に大きく振れる展開となりましたが、
私がチャートの監視を始めたのはロンドン時間でしたので、
米雇用統計でチャートが振れる前までのチャートの形状を見て下さい。
EURJPY1時間足チャート
俯瞰的に見ると、あまりトレードに向いている形状とは言えないですね。
直近の動きとしては、MA21が上向きとなっていて、
その上にレートが乗っている期間が長く続いているので、
どちらかというと買い優勢という感じでしょうか。
しかし、あまり自信を持てるチャート形状ではないですね。
上下に引いているオレンジラインは、
この日意識すべきサポートラインとレジスタンスラインです。
本当は他にも幾つか引けるんですが、
この日の注目ラインとして上記の2つを見ておきます。
EURUSD1時間足チャート
こちらも俯瞰的に見ると、あまり綺麗なチャート形状ではないですね。
直近の動きとしては、MA21が上向きとなっていて、
その上にレートが乗っている期間が長く続いていますし、
下値の切り上げ傾向も見られるので、やはり僅かに買い優勢でしょうか。
上下に引いているオレンジラインは、同じく
この日意識すべきサポートラインとレジスタンスラインです。
米雇用統計前まで
以下は、EURJPYの1分足チャートで、ロンドン時間から米雇用統計までです。
最後の方に少しだけ乱高下状態が見えていますが、これが米雇用統計ですね。
(時間軸は+6時間すれば日本時間です)
チャート内に横向きのアクア色矢印が2つありますが、
これがロングによるエントリーから決済までを表しています。
私は日本時間19時頃からPLATINUM TURBO FXでチャートを監視しましたが、
1時間足が僅かに買い優勢でしたので、この日は買い目線になっており、
2つの赤色移動平均線がゴールデンクロスし、
緑色矢印の買いシグナルが出現したあたりで最初のロングエントリーです。
しかし、程なくしてピンク色の×マークが出現してしまい、
このトレードは損切りとなりました。
しかし、1分足レベルの方向性はジリジリとした上昇トレンドに転換していて、
再び緑色矢印の買いシグナルが出現して2度目のロングエントリーです。
チャートの上部に引いてある太いオレンジラインですが、
これは先ほどの1時間足チャートに引いたオレンジラインと同じ位置です。
つまり、1時間足レベルのレジスタンスラインなので、
この近辺まで上げてきたら、上昇が止まる可能性が高いと判断できます。
また、もうすぐ米雇用統計が控えている事も分かっていたので、
この状況の時には、
オレンジラインに到達したらシグナルを待たずに裁量判断で決済
米雇用統計までにシグナルが出なかったら裁量判断で決済
と考えていました。
結果的には、その前に黄色のチェックマークが出てくれて
PLATINUM TURBO FXのシグナル通りに手仕舞うこととなりました。
次は、EURUSDの1分足チャートで、ロンドン時間から米雇用統計までです。
最後の方に少しだけ乱高下状態が見えていますが、これが米雇用統計ですね。
(時間軸は+6時間すれば日本時間です)
チャート内に横向きのアクア色矢印が1つありますが、
これがロングによるエントリーから決済までを表しています。
1時間足が僅かに買い優勢でしたので、この日は買い目線になっており、
2つの赤色移動平均線がゴールデンクロスし、
1分足レベルでも買い優勢となった事を確認して、
緑色矢印の買いシグナルが出現したあたりでロングエントリーとなりました。
そして、黄色のチェックマークの出現で手仕舞いです。
その後、日本時間の21時過ぎに再度緑色矢印の買いシグナルが出現していますが、
この時には
1時間足レベルのレジスタンスラインまで距離が近い
米雇用統計の発表間近
という事でエントリーは控えています。
米雇用統計発表後
以下は、EURUSDの1分足チャートで、米雇用統計から深夜の24時頃までです。
最初に急落していますが、これが米雇用統計ですね。
(時間軸は+6時間すれば日本時間です)
チャート内に白枠で囲った1~3番までのシグナルがありますが、
このうち、1番と3番でショートエントリーを行いました。
1番
米雇用統計で急落したので、ある程度戻ったら戻り売りをしようと思っていました。
そして赤色矢印が出現してショートエントリーですが、
この時の注目ポイントは、直下のオレンジラインと戻る直前の安値です。
これらはどちらもトレーダーによって意識される位置ですので、
抵抗にあうのか、それともすんなりブレイクするのかを見ていました。
そして、結果的には直前の安値は僅かに更新したようですが、
直下のオレンジラインまでには届かずに決済のチェックマークが出現したので、
この段階で手仕舞いとなりました。
2番
1番のトレードによって、直前の安値とオレンジラインが意識されている事を確認、
これらがサポートラインとして機能する可能性が高いと判断して、
この時の赤色矢印ではエントリーは控えました。
見てのとおり、あまりにも距離が近過ぎますね。
3番
その後再び戻りが優勢となりましたが、下降トレンドを崩すまでには至らず、
再び赤色移動平均線を割れたのを見てショートエントリーです。
この位置なら、直下のオレンジラインまではある程度の距離があるので、
その手前まで下げてくれたら裁量で手仕舞うつもりでした。
結果的には過去3回の安値位置と比較すると、
あまり下げていない状態で決済のチェックマークが出現し、
下値の底堅さを確認しつつの手仕舞いとなりました。
この日は全5回トレードを行って4勝1敗、合計+13.4PIPSの利益幅となりました。
こうしてみると、やはり米雇用統計の日のトレードは難しいですね。
発表前は、動意薄だったり、または思惑だけで動いたりする場合もありますし、
発表後は、結果を受け乱高下になる事もありますからね。
しかもこの日は、サポートライン、レジスタンスラインラインとの絡みで、
シグナルの取捨選択が難しかったと言えるでしょう。
しかし、PLATINUM TURBO FXのユーザサイトの中にある参考動画の中には、
サポートライン、レジスタンスラインの手前のシグナルの場合は、
エントリーを控えて、ブレイクを確認してから改めてエントリーする、
というトレードもありましたので、
このようなレジサポ絡みの裁量判断は、PLATINUM TURBO FXに限らず、
一般的なトレードテクニックとして知っていて欲しいですね。
シグナルトレードと裁量トレードの良いとこ取りのツール
→PLATINUM TURBO FXの全てを検証しているレビューへ