前回のグランドセオリーFXの記事では、
低ボラティリティ相場の時は、レンジCBMロジック(逆張り)で
トレードしたほうが良いと解説しました。

この当時は、どの通貨ペアも値幅が少なく、
トレンドが発生しにくい状況だったということもあり、
レンジの上限・下限からコツコツと細かく取っていくやり方が
向いていたんですね。

では、現在の高ボラティリティ相場ではどうなのか。

高ボラティリティということは、
当然、値幅が出ている状況なので、
その分、長いトレンドが発生する可能性が高いわけです。

なので、コツコツと細かく取る必要は無く、
トレンドが発生したらできるだけ引き延ばして
大きく取ったほうが効率が良いです。

よって現在は逆に、トレンドCBMロジック(順張り)で
トレードしたほうが良いでしょう。

しかし、注意点があります。

確かに高ボラティリティではありますが、
皆さんご存じなとおり、今は事情が事情なだけに、
乱高下が当たり前のイレギュラーな相場状況でもあります。

こういう時は、
サポートラインやレジスタンスラインが効きにくかったり、
ライン付近でのプライスアクションも判断しにくいこともあります。

さらには、一つ一つのローソク足の上ヒゲ、下ヒゲも
長くなり頻発しやすい傾向にあります。

例えば、長い上ヒゲのローソク足が出現したと思ったら、
次のローソク足では長い下ヒゲのローソク足が出現することも
頻繁に起こります。

グランドセオリーFXのマニュアル内では、
ライン引きやローソク足のノウハウもありますが、
それらを単体で用いると分析力が落ちます。

必ず複合的にエビデンスを集めて、
尚且つ、ロット数も調整しつつ、慎重に対応していきましょう。

損小トレードと利大トレードのトータルで

昨日(31日)のロンドン時間以降、
グランドセオリーFXでチャート監視を行いました。

デイトレのつもりでしたので執行時間軸は15分足です。

下記チャート内には複数の矢印が表示されていますが、
これらは私からの独自特典
グランドセオリーFX ローソク足パターン通知インジケーター
によるエントリーシグナルで、
購入者様には無料で提供しているものです。


USDJPYの15分足チャート
grand20040101
最初の横向き赤色矢印でショートエントリーし、
次の横向き赤色矢印で決済、つまり損切りです。

上記のチャートだけだと分かりにくいですが、
もう一段大きな時間軸で確認すると、
右肩下がりの下降トレンドになっています。

そこで、東京時間に付けた高値と2番天井になると思い、
シグナルと同時にエントリーしました。

しかし、時間が経つにつれて上昇に転じ、
結局、ストップにかかって損切りです。

見ての通り、ストップにかかってから大きく下げていますので、
ちょっと勿体なかったですね。

もう少しストップの幅を広めにとっていれば、
ストップにかからずに、
その後の下落で利益になっていたんですが、
それをしてしまうとグランドセオリーFXのルールではないので、
ある意味、仕方ない面でもあります。


AUDUSDの15分足チャート
grand20040102
最初の横向き青色矢印でロングエントリーし、
次の横向き青色矢印で決済、つまり損切りです。

先週から上昇トレンドが継続しており、
また、一目均衡表の雲がサポートとして機能していたので、
シグナルと同時にエントリーしたのですが、
そのまま下降トレンドに転換し、
ストップにかかって損切りになりました。

東京時間に突発的に特大下ヒゲのローソク足が出現していますが、
今の相場状況では、こうしたイレギュラーな現象も時折起こります。

こういうローソク足が出現すると、
チャートも乱れて分析しにくいですね。


GBPJPYの15分足チャート
grand200040103
横向き青色矢印が3ヶ所ありますが、
1つ目でロングエントリー、2つ目が追加のロングエントリー、
3つ目がまとめて決済を表しています。

1つ目のロングエントリーは、
グランドセオリーFXでいうところの「転換」ポイント、
2つ目のロングエントリーは、
グランドセオリーFXでいうところの「中間」ポイントに
相当するでしょう。

こうしてピラミッティングでポジションを積み増して、
そのままキープし、下向き赤色矢印が2連発したところで
全てのポジションを決済しました。

ちょっと決済が早かったかもしれませんが、
終盤には急落しているので合格トレードといって良いでしょう。


result20040104
結局、全部で4回トレードを行って2勝2敗、
合計+87.7PIPSの獲得となりました。

ボラティリティが大きいと、ブレも大きくなるので、
ストップの位置や決済の位置が難しくなりますね。

しかし、今回のようにストップの幅を小さくして、
決済の位置を引っ張るようにすれば、
トータルでプラスになってくれます。

あなた、、、本気なんですね。
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