日付、価格、時間軸、通貨ペア、全て表示していません。
表示しているのは、MA21とボリンジャーバンドの±1σ~±3σだけです。
あなたは、現在ノーポジションです。
このチャートの形状から、あなたはどのようなトレンドラインを引いて、
どういう状況になったら仕掛けますか?
(下の画像を見ずに考えてね)
あれからローソク足10本進ませたチャートです。
先の図はUSDCHFの1時間足チャート、
日付は4月30日、先週火曜日のロンドン時間以降のチャートでした。
先週は週後半にかけて重要イベントが多く、それによって急騰急落する事もあって、
チャートパターンが効きにくい状況でしたが、
それ以前ならこのようなチャートに忠実に動く場面も見つけることができます。
まず、黄色いラインですがウェッジと呼ばれるチャートパターンですね。
教科書的にいうと、このような下向きのウエッジパターンが出た時には
その後の上方向へのブレイクに乗った方が良いと解釈されていますが、
ここでは上方向へブレイクすることなく、下方向へのブレイクとなりました。
問題はその後です。
一旦下方向へブレイクするも、オレンジラインで引いたような
下値支持線に支えられて、そこで安値更新が止まっていることが分かります。
また、黄色いラインの高値切り下げも依然として継続しており、
見方によっては、ディセンディングトライアングルとも解釈できます。
こうした動きに気づく事ができれば、オレンジラインの安値割れで
ショートを仕掛けることができるのではないでしょうか。
では、この動きを局所的に見る為に、5分足で拡大して見てみましょう。
以下は、オレンジラインブレイク時の5分足チャートです。
5分足レベルでも高値の切り下げが見られ、
徐々に下向きの力が強くなっていることが分かります。
実際のエントリーとなると、終値でオレンジラインを割ったポイント、
もしくは22時になってから、終値で割ったローソク足の安値を
更に割ったあたりが適切だと思います。
その後の長い陰線を見ると、多くのトレーダーが
この支持線割れに注目していた事が読み取れますね。
そして、その後の利確位置の候補としては、黄色い○で示したあたりでしょうか。
ここはどういう意味で利確候補としたのか分かりますか?
その直前に5分足レベルでWボトム的なチャート形状をしているのが分かると思います。
そのWボトムのネックラインを上抜けたので、
この後は短期的な上昇となる可能性が高い為に、利確ポイントとしたわけです。
もちろん毎回Wボトム的なチャート形状をしてくれるわけではないので、
いつも利用できるとは限りませんが、
もしも、このようなチャート形状が出現した時には
手仕舞いを考えたいポイントとなります。