日付、価格、時間軸、通貨ペア、全て表示していません。
表示しているのは、MA21とボリンジャーバンドの±1σ~±3σだけです。
あなたは、現在ノーポジションです。
このチャートの形状から、あなたはどのようなラインを引いて、
どういう状況になったら仕掛けようとシナリオを立てますか?
(下のチャート画像を見ずに考えてね)
あれからローソク足20本進ませたチャートです。
先の図はEURJPYの1時間足チャート、
日付は5月14日、先週火曜日のロンドン時間に入ったあたりのチャートでした。
最初、上昇トレンドが続いていましたが、その動きも一服して横ばいの動きとなり、
オレンジラインで引いたような下値支持線、上値抵抗線が見えており、
ボックス相場になっていることが分かります。
私は順張り志向ですので、
ボックス相場であると認識した場合は、その上値抵抗線の抜けでロング、
もしくは、下値支持線の割れでショートをすることを第一に考えます。
ですので、この問題図でも下値支持線を割れたらショートするというシナリオは
間違っていないでしょうし、教科書的に考えれば、それが第一候補だと思います。
しかし私の場合、この下値支持線を割れたとしても、
そこでショートを仕掛けるかどうかは、微妙だと感じてしまいます。
それはなぜかというと、
このボックス相場のチャートを形成していた時点での相場の雰囲気というか、
ファンダメンタル的な流れを感じていると、EURJPYの下へのブレイクは、
本命の動きとは思えなかったからです。
この時点での相場の流れは、メインがドル買いで、サブで円売りという状況でした。
EURJPYが主体となって動く事は少なかったですが、
メインのドル買いが起これば、それにつられて円売りも発生しやすい状況でしたので、
仮に下へブレイクしても長続きしないのではないか、と思っていました。
ですので、この問題図のチャートの場合は、
もう1つのシナリオである、ボックス圏の下限から上限を目指す動きに乗る事も
十分に勝算がある選択だいえるでしょう。
私のもう1つのFX実践ブログで解説しているように、
実際に私は、このボックス圏の下限からロングエントリーしています。
オレンジラインで反転上昇した、黄色い丸枠の部分を5分足チャートで見てみましょう。
青色丸枠が2箇所ありますが、ここは私がロングエントリーした位置を示しています。
最初の青色丸枠あたりで1回目のロングエントリーです。
下値支持線であるオレンジラインに接していませんが、許容範囲内でしょう。
1時間足レベルでのボックス圏の上限までポジションをキープするかどうかは、
その人の方針次第ですが、私の場合は上限まで目指す事はなく、
そこへ到達するまでに反転してしまったら、手仕舞う方針です。
まず、赤色ラインで示した直近高値に並んだあたりで半分利確です。
そして残りは、反転するまでキープの方針です。
結局その後は、再び下げに転じて買値あたりに戻ってきましたので、
微幅損切りで終了となりました。
しかし、20時台にオレンジラインで示した下値支持線に接した後、
再び反転上昇してきましたので、2回目の青色丸枠あたりで再度ロングエントリーです。
このエントリーに関しても、赤色ラインで示した直近高値に並んだ辺りで半分利確とし、
残りは、反転するまでキープの方針でした。
結局その後は、下げに転じることなく、
運良くボックス圏の上限に達してくれましたので、残りはそこで利確となりました。
ボックス相場の内側に向けて仕掛ける場合は、
ファンダメンタル要因なども加味して、大きな流れに逆らわない方向ならば
エントリーしても良いのではないでしょうか。